塾長ブログ
国語が苦手な子の共通点とは?読解力を伸ばす方法を解説!
★国語が苦手な生徒に共通する課題とは?読解力向上の鍵
国語を苦手と感じる生徒には、ある共通点があります。
それは「問題文をしっかり読むことを避けがちである」という点です。
特に長文や難しそうな文章に対して、読む前から「面倒だな」と感じ、積極的に取り組めなくなってしまうのです。この状態が続くと、活字に触れる機会が減り、国語の学習以前の問題になってしまいます。
対策としては、漫画や興味のあるジャンルの本から活字に親しむ習慣をつけることが大切です。
★ 国語の点数が伸び悩む生徒に見られる傾向
国語の点数がなかなか上がらない生徒には、ある共通する特徴があります。それは、「答えを問題文ではなく、自分の頭の中から探してしまう」という点です。
文章を読めているにもかかわらず、選択問題や記述問題でミスをしてしまう生徒の多くは、自分の推測や想像で答えを選んでしまいがちです。
たとえば、選択問題では、本文に書かれていない内容でも「これはあり得るかもしれない」と自己判断で選んでしまうことがあります。記述問題でも、本文にないことを書いたり、自分の考えを混ぜてしまったりするケースが目立ちます。
★国語で最も大切な考え方:「答えは本文の中にある」
国語の問題を解く際に、最も重要な原則は「答えは本文の中にしかない」ということです。
いくら自分の考えを巡らせても、正解にはたどり着きません。問題を読んだあと、本文を確認せずに答えを書いてしまう生徒は、まさにこのミスを犯しています。
本文を読まずに解答ができるということは、それが単なる想像の産物である可能性が高いのです。
★選択問題の攻略法
選択問題では、本文と照らし合わせて「本文に書かれていない選択肢」をまず除外することが重要です。その後、残った選択肢を本文と比較し、より適切なものを選びます。この手順を徹底するだけで、誤答の確率は大きく減少します。
★記述問題の攻略法
記述問題は、選択問題よりもシンプルに解くことができます。
答えのほとんどは本文中に書かれており、適切な部分を抜き出せば良いのです。文末の調整や具体例の省略など、ちょっとした工夫を加えることで、適切な解答が作れます。
★主観を排除し、論理的に読むことが大切
特に小説問題では、感情移入しすぎると作問者の意図に引っかかりやすくなります。
「もし自分が登場人物ならこう考える」「主人公はきっとこう思っているはず」といった主観的な読み方は、解答の正確性を損なう原因になります。
心情や心情理由は、本文中に根拠があるものだけを採用し、それ以外は排除する意識を持つことが大切です。
★筆者の主張は常に「一つ」
国語の読解において、筆者の主張を正しく読み取ることは非常に重要です。
筆者は、何か伝えたいことがあるから文章を書いているのであって、その主張は基本的に一つに絞られます。
どんなに長い文章でも、本当に言いたいことは一つです。その核となる部分を正確に把握することで、より論理的に文章を理解し、正しい解答を導き出すことができるようになります。
国語の成績を上げるためには、「本文をしっかり読み、根拠を持って解答を選ぶ」という基本を徹底することが不可欠です。
当塾では、こうした読解の基礎をしっかりと指導し、確実に国語力を向上させるサポートを行っています。