高崎国語塾 彩(いろどり)

高崎市の国語専門個別指導塾「高崎国語塾 彩(いろどり)」
小学4年生から高校3年生までを対象に、一人ひとりに合わせた指導を行います。
「国語の苦手を克服したい」「得意科目にして受験を成功させたい」そんな生徒を全力でサポート!
中学受験や上位高校受験、中堅以上の大学受験で高得点を目指すための専門的な指導で、読解力・語彙力・記述力をバランスよく鍛えます。
少人数制個別指導で、確かな成績アップをお約束します。

言葉に彩りを。未来に広がりを
~国語の力で人生に彩りを

塾長ブログ

2025-05-12 20:50:00

【読解力の次はこれ!】「何を書けばいいか分からない」を卒業!想いを伝える作文のヒント【高崎の国語塾より】

「作文?え~、何書けばいいの…?」その声、よく聞きます。

お子さんが学校の宿題や課題で「作文」に取り組むとき、「うーん…何を書けばいいか分からない!」と手が止まってしまう様子を見て、もどかしく感じたことはありませんか?

真っ白な原稿用紙や解答欄を前に固まってしまう我が子を見て、「うちの子、書くのが苦手なんだ…」と心配になってしまう保護者様もいらっしゃるかもしれません。

前回のブログでは、文章を「読む力」である読解力についてお話ししましたが、自分の考えを文章で表現する「書く力」、つまり作文も、保護者様にとって大きなご心配の一つではないでしょうか。

これも多くのお子さんが経験する「壁」です。ですが、ご安心ください。この「何を書けばいいか分からない」という壁は、適切なステップと少しの練習で、必ず乗り越えることができます。そして、書く力は、お子さんの将来を豊かに彩る大切な力なのです。

 

なぜ「書けない!」と思ってしまうの? 書くことが難しい理由

なぜ、書くことが「難しい」「分からない」と感じてしまうのでしょうか? それは、書くという行為が、実はとても総合的な力を使う作業だからです。

単に文字を書くことではありません。書くためには、

・「何について書こう?」 と考える【思考力】

・「考えたことをどう伝えよう?」 とまとめる【構成力】

・「その考えを、どんな言葉で表現しよう?」 と選ぶ【語彙力・表現力】

・「相手に伝わるように、正しく書けているかな?」 と整える【文法力・推敲力】

など、様々な力が組み合わさる必要があります。頭の中にぼんやりとしたイメージがあっても、これらを全て同時に行うのは、慣れていないお子さんにとっては大変な作業なのです。

「何を書けばいいか分からない」は、「考えがまとまらない」「どう組み立てればいいか分からない」「適切な言葉が見つからない」といった状態のサインかもしれません。

 

書く力は、想いを伝える素晴らしい魔法!

でも、書く力は、決して学校の成績のためだけの力ではありません。

書くことは、自分の心の中にある気持ちや考えを形にして、誰かに伝えることができる素晴らしい魔法のようなものです。楽しかったこと、悔しかったこと、嬉しかったこと、そして「こうなったらいいな」という未来への想いも、文章にすることで形にできます。

自分の言葉でしっかりと表現できるようになると、考えが整理され、自信にもつながります。そして、将来、周りの人とより深く分かり合うための大きな力となるでしょう。

 

「何を書けばいいか分からない」を卒業!家庭でできる4つのヒント

では、どうすればお子さんは「書けない!」という状態から、「書いてみようかな」「これなら書けそう!」と思えるようになるのでしょうか?

ご家庭で、お子さんの「書く」を優しくサポートするためのヒントを4つご紹介します。

 

ヒント1:書く「タネ」は日常のおしゃべりの中に!

「書くこと」の最初のステップは、「何について書くか」を見つけること。難しいテーマである必要は全くありません!

まずは、お子さんと一緒に、今日あった出来事や、楽しかったこと、腹が立ったこと、あるいは「これ面白いな」と感じたことなど、心に引っかかったことを気軽におしゃべりしてみましょう。

「今日のご飯、何が一番美味しかった?」「あのテレビ番組のどこが面白かったの?」「〇〇君、今日どんな様子だった?」など、具体的に問いかけてみるのも良いでしょう。

話すことで、お子さんの中に眠っている「書きたいことのタネ」が見つかります。話が盛り上がったら、「これ、書いてみるのも面白いかもね!」と誘ってみましょう。

 

ヒント2:頭の中を「見える化」しよう!簡単なメモや落書きでOK

書きたいことが見つかっても、いきなり文章にするのは大変です。頭の中でごちゃごちゃしている考えを、一度「見える化」してみましょう。

ノートの端に単語を書き出したり関連することを線で繋いでみたり(簡単なマインドマップのように)文章の流れを簡単なイラストや記号でメモしたり…。

箇条書きでも、キーワードだけでも構いません。「まずは言葉や絵に出してみる」というステップを踏むことで、頭の中が整理され、「次は何を書こう」が見えやすくなります。清書ではないので、殴り書きで大丈夫!

 

ヒント3:「完璧」じゃなくて大丈夫!まずは書き始めてみよう!

いざ書こうとすると、「上手に書かなきゃ」「間違えちゃいけない」と思って、最初の一文で手が止まってしまうお子さんは多いです。

ここは、「完璧」を目指すのをやめて、まずは書き始めてみることを目標にしましょう。一番書きたいこと、一番心に残っていることから、思いつくままに単語や短い文で書き出してみるのです。

句読点や誤字脱字は後で直せば大丈夫。「まずは勢いで書いてみる!」という気持ちを大切にしましょう。書き始めの一歩が踏み出せれば、後は意外と筆が進むものです。

 

ヒント4:読む力を「書く力」に繋げよう!

前回の記事で触れた読解力も、実は書く力に繋がります。様々な文章を読むことは、表現方法や文章の組み立て方の引き出しを増やすことになります。

本や記事を読むときに、「この作者はどんな言葉を使っているかな?」「どうやって話を始めているのかな?」「難しいことをどう分かりやすく説明しているんだろう?」と、少し「書く人」の視点を持って読んでみると、新たな発見があるはずです。気に入った表現を書き留めておくのも良い練習になります。

 

 

高崎国語塾彩が、お子さんの「書きたい!」を引き出します。

ご家庭でこれらのヒントを試していただきつつも、「実際にどう教えればいいの?」「書いたものをどう添削すれば、本人の力になるの?」と悩むこともあるかと思います。

高崎国語塾彩では、作文や記述力を伸ばすために、単に「型」を教え込むのではなく、お子さん一人ひとりの「書きたい!」という気持ちと、心の中にある「想い」を引き出す指導を大切にしています。

「何について書こうか?」というアイデア出しから、考えの整理、効果的な構成の作り方、そして、より伝わる言葉選びまで、書くプロセスの全てを丁寧にサポートします。たくさん書いて、たくさん直して、そして「書けた!」「自分の想いが伝わった!」という成功体験を積み重ねることで、書くことへの自信を育みます。学校の宿題などでさまざまな作文の課題があります。「読書感想文」「人権作文」「税の作文」その他…

作文も得意な高崎国語塾彩では、読解以外にもこうしたお悩みにもお応えしておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。

 

書く力は、未来をひらく翼になります。

作文・記述力は、すぐに劇的に伸びる魔法のような力ではありません。しかし、適切な方法で粘り強く練習すれば、必ず伸ばすことができる力です。そして、この力は、学校での成績だけでなく、将来、社会に出てからも、自分の考えを明確に伝え、周りと協力していくために不可欠な力となります。

焦らず、お子さんの「書きたい」という小さな芽を大切に育てていきましょう。高崎国語塾彩は、お子さんの書く力を伸ばし、自分の言葉で未来をひらくお手伝いをいたします。

 

 

作文・記述力のご相談は、高崎国語塾彩へ

お子様の作文や記述力について、ご心配な点や、専門的なサポートをご希望でしたら、ぜひ一度、高崎国語塾彩にご相談ください。お子様の「書けない」原因を一緒に見つけ、最適な学習プランをご提案させていただきます。

無料体験授業も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

 

2025.06.12 Thursday