塾長ブログ
【読解・作文の次はこれ!】「知っているつもり」を防ぐ!語彙力・漢字力を楽しく伸ばす方法【高崎の国語塾より】
「この言葉、どういう意味?」「この漢字、習ったはずなのに…」と感じたこと、ありませんか?
お子さんが本や教科書を読んでいるとき、文章の中に知らない言葉が出てきてもそのまま読み進めてしまったり、一生懸命練習したはずの漢字をテストになると忘れてしまったり…。
そんな様子を見て、「言葉の力が足りているのかな?」「漢字、もっとしっかりやらせないと…」と、心配になる保護者様は多いのではないでしょうか。
前回のブログで、文章を「読む力」(読解力)と「書く力」(作文・記述力)についてお話ししましたが、これらの力をしっかりと支える、一番大切な「土台」となるのが、まさに語彙力(言葉を知っている力)と漢字力です。
ここが不安定だと、どんなに読み方や書き方のテクニックを学んでも、「言葉の意味が分からないから読めない」「漢字が書けない・適切な言葉が見つからないから書けない」という壁にぶつかってしまいます。もしかすると、お子さんの「わかったつもり」や「書けない」の原因の一つに、この「言葉の力」の不足があるのかもしれません。
でも、ご安心ください。語彙力や漢字力は、単にドリルをこなしたり丸暗記したりするだけでなく、もっと効果的に、そして楽しく身につける方法があります! そして、それはお子さんの学ぶ世界をぐんと広げる力になります。
この記事では、語彙力・漢字力の重要性とその伸ばし方について、高崎国語塾彩からのヒントをお届けします。
なぜ、語彙力・漢字力がすべての学習の「土台」なの?
文章は言葉でできています。その言葉の意味を知らなければ、文章全体を正確に理解することはできません。また、自分の考えを表現する際も、適切な言葉を知らなければ、曖昧な伝え方になってしまったり、伝えたいことが伝わらなかったりします。
漢字も同様です。漢字は一つ一つに意味を持ち、言葉を形作る要素です。漢字を知っていると、初めて見る熟語でも意味を推測できたり、文章を速く正確に読めたり、あるいは自分の手で表現できる範囲が広がったりします。
怖いのは、「知っているつもり」になってしまうことです。「なんとなく聞いたことがある」「漢字の形は見たことがある」で済ませてしまうと、正確な理解や適切な使用には繋がりません。国語だけでなく、算数の文章問題、理科や社会の説明文など、全ての教科で「言葉の力」は不可欠なのです。
「単なる暗記」から卒業!語彙力・漢字力を「生きた力」にするヒント
語彙や漢字の学習は、どうしても単調な暗記になりがちで、覚えたと思ってもすぐに忘れてしまう…というお子さんも多いでしょう。どうすれば、もっと楽しく、そして覚えた言葉や漢字を「生きた力」として使えるようになるのでしょうか? ご家庭でも取り入れられる3つのヒントをご紹介します。
ヒント1:言葉は「文脈」の中で出会おう!読書や会話が宝庫
単語カードや一覧表での暗記も全く無駄ではありませんが、言葉は「文脈」の中で使われてこそ、その意味やニュアンスが本当に理解できます。
・読書の時間: お子さんが読んでいる本(物語、図鑑、新聞など何でもOK!)の中で、「あれ?この言葉どういう意味だろう?」「この漢字、どう読むんだろう?」と気になったら、その場で一緒に調べる習慣をつけましょう。「この本に出てきた〇〇って言葉、こういう意味なんだね!」と確認するだけでも定着度が変わります。
・日常の会話: 保護者の方が少し難しい言葉を意図的に使ってみたり、お子さんの使った言葉について「〇〇って、こういう意味もあるんだよ」と優しく教えてあげたり。言葉に意識を向ける会話は、生きた語彙を増やす絶好の機会です。
ヒント2:漢字には「物語」がある?字の成り立ちを探ってみよう!
漢字の形には、昔の人々の知恵や発想が詰まっています。特に小学校で学ぶ簡単な漢字ほど、その成り立ちが分かりやすいものが多いです。
・例えば、「日」は太陽の形、「月」は月の形、「木」は木、「人」は人が立っている姿、「川」は流れる水…といった象形文字。
・「林」(木が二つ)や「森」(木がたくさん)のように、組み合わせて意味を表す会意文字。
辞書やインターネットで漢字の成り立ちを調べてみるのは、まるで探偵になったようで面白いものです。「へぇ~、この漢字はこんな意味だったんだ!」という発見は、漢字を覚えるハードルを下げ、忘れにくくしてくれます。
ヒント3:知った言葉・漢字は「使って」定着させよう!
どんなにたくさんの言葉や漢字を知っていても、実際に使えなければ「生きた力」にはなりません。インプットしたら、アウトプットする機会を作りましょう。
・会話の中で使ってみる: 新しく知った言葉や漢字を、意識して会話の中で使ってみるよう促しましょう。間違えても大丈夫!使ってみることが大切です。
・短い文章で書いてみる: 日記や連絡帳、家族への手紙など、簡単な文章を書く機会に、覚えたての言葉や漢字を使ってみる練習をしましょう。
・言葉遊びを楽しむ: 覚えた言葉でクイズを出し合ったり、特定の言葉を使って短いお話を作ったり。「言葉って面白いな」と感じる経験が、学習意欲につながります。
毎日少しずつ、言葉と友達になるような気持ちで続けることが大切です。
高崎国語塾彩が、言葉の力を「使える力」に育てます。
語彙力や漢字力は、まさに国語力の「土台」。この土台がしっかりしていれば、その上に築かれる読解力や作文力も、より高く、より安定したものになります。
高崎国語塾彩では、単に語彙リストや漢字ドリルを一方的に進めるだけでなく、言葉や漢字が「文章の中でどのように使われ、どんな意味を持つのか」を常に意識した指導を行います。
読解の授業では、文章中の重要な言葉や漢字の意味を丁寧に解説し、文脈の中での使われ方を理解させます。作文の授業では、お子さんの伝えたい想いを表現するために必要な言葉や漢字を一緒に探し、使い方をアドバイスします。
「この言葉を使えば、もっと気持ちが伝わるね!」「この漢字を知っていれば、この文章の意味がよくわかるね!」といった、言葉が「使える」「役に立つ」という成功体験を積み重ねることで、お子さんの語彙力・漢字力を「知っているだけの知識」ではなく、「実際に使える生きた力」へと育てていきます。
私たちは、高崎の地で、お子様一人ひとりのペースに合わせて、言葉を学ぶ楽しさを引き出し、国語力の確かな土台を築くお手伝いをいたします。
お子様の「言葉の力」を強くしたいと思ったら、高崎国語塾彩へご相談ください
お子様の語彙力や漢字力について、学習の進め方にお悩みの方や、「読む・書く」の力も含めて総合的に国語力を伸ばしたいとお考えの保護者様は、ぜひ一度、高崎国語塾彩にご相談ください。
無料体験授業や学習相談も随時受け付けております。お子様の現在の状況や、言葉の学習に対する興味などを伺い、最適なアプローチを一緒に考えさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。
言葉の力は、お子様の未来をひらく翼となります。私と一緒に、その翼を力強く育てていきましょう!