高崎国語塾 彩(いろどり)

高崎市の国語専門個別指導塾「高崎国語塾 彩(いろどり)」
小学4年生から高校3年生までを対象に、一人ひとりに合わせた指導を行います。
「国語の苦手を克服したい」「得意科目にして受験を成功させたい」そんな生徒を全力でサポート!
中学受験や上位高校受験、中堅以上の大学受験で高得点を目指すための専門的な指導で、読解力・語彙力・記述力をバランスよく鍛えます。
少人数制個別指導で、確かな成績アップをお約束します。

言葉に彩りを。未来に広がりを
~国語の力で人生に彩りを

塾長ブログ

2025-07-12 19:52:00

中学生の国語|定期テストで必ず20点アップする読解問題の解き方

 

こんにちは、高崎国語塾彩の塾長です。

前回の記事「なぜ国語の点数だけ上がらないのか?」には多くの反響をいただき、ありがとうございました。今回は、より具体的に「定期テストで確実に点数を上げる読解問題の解き方」をお伝えします。

「読解問題になると全然解けない...」 「時間内に終わらない...」 「なんとなく選んだ答えがいつも間違っている...」

こんな悩みを持つ中学生とその保護者の皆様に、今日から実践できる具体的な方法をご紹介します。

 

なぜ読解問題で点数が取れないのか?

多くの中学生が陥る3つの間違い

当塾に来る生徒の答案を分析すると、以下のような共通点が見えてきます:

間違い1:設問を先に見てその周辺だけを探している → 何を探せばいいかわからずに迷走

間違い2:全文を同じ速度で読む → 重要な部分を見落とし、時間不足に

間違い3:「なんとなく」で選択肢を選ぶ → 根拠のない解答で不正解

これらの間違いを修正するだけで、確実に20点以上のアップが期待できます。

 

確実に20点アップする「5ステップ読解法」

Step1:タイトルや作者名も含め本文を最初に読む

やり方:

  1. 本文を読みながら具体例はカット(時間は書けない)
  2. 事実と意見を区別する(事実は主張にならない)
  3. 主張表現(文末の表現に注意する)

具体例: 設問「筆者が最も伝えたいことは何か」 →「筆者の主張」を探しながら読む意識を持つ

 

 

Step2:本文の構造を把握する

やり方:

  1. 段落の冒頭文に注目する
  2. 接続語(しかし、つまり、例えば)にマーカーを引く
  3. 各段落の役割を簡潔にメモする

段落の役割例:

  • 第1段落:問題提起
  • 第2段落:具体例1
  • 第3段落:具体例2
  • 第4段落:筆者の主張

 

Step3:キーワードを見つける

やり方:

  1. 繰り返し出てくる語句をチェック
  2. 筆者の感情を表す語句をマーク
  3. 対比される語句を整理する

実際の例: 「伝統的な○○」vs「現代的な○○」 →この対比が筆者の主張の核心

 

Step4:根拠を明確にして解答する

選択肢問題の場合:

  1. 本文の該当箇所を特定する
  2. 選択肢と本文を照らし合わせる
  3. 「なぜその選択肢なのか」を言葉で説明できるかチェック

記述問題の場合:

  1. 答えの根拠となる箇所を特定
  2. 問いの形式に合わせて答える
  3. 指定された文字数の8割以上を使う

 

Step5:見直しと確認

チェックポイント:

  • 設問の要求に答えているか
  • 本文の内容と矛盾していないか
  • 記述は読みやすい文章になっているか

 

実践例:定期テストでよく出る問題パターン

パターン1:「筆者の考え」を問う問題

問題例: 「筆者が最も伝えたいことは何か、次から選びなさい」

解き方:

  1. 「筆者は〜と考えている」「私は〜と思う」などの表現を探す
  2. 結論部分(最終段落)に注目
  3. 「つまり」「要するに」の後の文をチェック

間違いやすいポイント: 具体例を筆者の考えと混同する →具体例は筆者の主張を支える材料

 

パターン2:「理由」を問う問題

問題例: 「なぜ筆者は〜と述べているのか、その理由を説明しなさい」

解き方:

  1. 該当箇所の前後を詳しく読む
  2. 「なぜなら」「というのは」などの語句を探す
  3. 因果関係を明確にする

解答のコツ: 「〜だから」「〜ため」で終わる文を作る

 

パターン3:「言い換え」を問う問題

問題例: 「『○○』とあるが、これを別の言葉で表すとどうなるか」

解き方:

  1. 該当語句の前後の文を読む
  2. 同じ内容を違う表現で述べている箇所を探す
  3. 抽象的な表現→具体的な表現の関係を理解する

 

    家庭でできる読解力向上法

    1. 音読の習慣化

    効果:

    • 文章の構造を理解しやすくなる
    • 語彙力が自然に身につく
    • 集中力が向上する

    やり方: 毎日10分、教科書の文章を音読する

     

     

    2. 要約練習

    効果:

    • 文章の要点を把握する力がつく
    • 記述問題の解答力が向上する

    やり方: 新聞やニュースのコラムを100字で要約する(週3回)

     

     

    3. 語彙ノートの作成

    効果:

    • 語彙力が段階的に向上する
    • 文脈での語彙理解が深まる

    やり方: 読解問題で出てきた知らない語句を調べてノートに記録

     

      今日からできること

      読解問題で点数を上げるために、今日からできることをまとめます:

      今日から実践できること:

      1. 教科書の問題を5ステップ読解法で解いてみる
      2. 10分間の音読を習慣化する
      3. 新聞のコラムを読んで要約してみる

      1週間で身につけること:

      1. 時間配分を意識した問題演習
      2. 語彙ノートの作成開始
      3. 見直しの習慣化

      1ヶ月で目指すこと:

      1. 定期テストで20点アップ
      2. 読解問題への苦手意識の克服
      3. 効率的な勉強方法の確立

      国語の読解問題は、正しい方法で練習すれば確実に点数が上がります。「才能がない」「向いていない」ではなく、「正しい方法を知らなかっただけ」です。

       

       

      保護者の皆様へ

      お子様の国語の成績でお悩みでしたら、まずは無料体験授業で現状を診断させてください。一人ひとりの課題を明確にし、最適な学習プランをご提案いたします。

       

       

      高崎国語塾彩

      国語専門だからこそできる、結果にもこだわった指導で、お子様の国語力向上を全力でサポートいたします。

       

       

      次回は「古文・漢文の効率的な学習法」について詳しくお伝えします。お楽しみに!

      2025.08.07 Thursday