高崎国語塾 彩(いろどり)

高崎市の国語専門個別指導塾「高崎国語塾 彩(いろどり)」
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~国語の力で人生に彩りを

塾長ブログ

2025-07-19 23:55:00

【高崎・前橋の保護者必見】国語の読解力アップ!「抽象的」と「具体的」の違いをお子さんに分かりやすく教える方法

国語の読解問題で「筆者の主張は何ですか?」という問題、お子さんは得意でしょうか?

実は、正解を導くためには「抽象的」と「具体的」の違いを理解することが重要なポイントなんです。

今回は、高崎市・前橋市の小中学生の保護者の皆さんに向けて、お子さんに分かりやすく教える方法をご紹介します。

 

 

なぜ「抽象的」と「具体的」の区別が大切なのか?

国語の読解では、「筆者の主張を読み取る」ことが求められます。そのとき、重要なルールがあります:

 

「事実や具体例には筆者の主張はない」

 

つまり、具体例の部分を答えにしてしまうと間違いになってしまうのです。だからこそ、「抽象的」と「具体的」を見分ける力が必要になります。

 

「抽象的」と「具体的」って何?

身近な例で理解しよう

お子さんに説明するときは、身近な例を使うのが一番です:

 

【学校の先生で考えてみよう】

・「学校の先生」→ 抽象的(一般的な概念)

・「社会の先生」→ やや具体的(教科が限定された)

・「田中先生」→ 具体的(特定の人物)

 

【算数で考えてみよう】

・「x + 5 = 10」→ 抽象的(文字を使った式)

・「リンゴが5個あります。さらに何個買えば10個になりますか?」→ 具体的(具体的な物と状況)

 

判断するための3つのポイント

お子さんには、この3つの質問で判断してもらいましょう:

1.「特定の誰か・何か・どこかの話?」

・YES → 具体的

・NO → 抽象的

 

2.「頭の中でその様子の絵が浮かぶ?」

・YES → 具体的

・NO → 抽象的

 

3.「すべての場合に当てはまる話?」

・YES → 抽象的

・NO → 具体的

 

読解問題での実践方法

ステップ1:文章を色分けしてみよう

・赤色:筆者の主張(抽象的な内容)

・青色:具体例や事実

 

ステップ2:「筆者の主張」を探す

青色の部分(具体例)は答えの候補から除外し、赤色の部分(抽象的な内容)から答えを見つけます。

 

例文で練習

例文:最近、SNSでのトラブルが増えている。先日も、高崎市内の中学校で、友達の悪口をSNSに書き込んだことが原因でいじめに発展した事件があった。このように、インターネットの普及により、私たちはより慎重にコミュニケーションを取る必要がある。

分析:

  • 「最近、SNSでのトラブルが増えている」→ 抽象的(一般的な傾向)
  • 「先日も、高崎市内の中学校で...」→ 具体的(特定の事例)
  • 「私たちはより慎重にコミュニケーションを取る必要がある」→ 抽象的(筆者の主張)

筆者の主張: 「私たちはより慎重にコミュニケーションを取る必要がある」

 

家庭でできる練習方法

1. 新聞記事で練習

新聞記事やネットのニュース記事などを使って、記事の中から「具体例」と「記者の意見」を分けてみましょう。

2. 日常会話で意識

「今日学校で何があった?」の答えを聞いて、「それは具体的な話だね」「それは一般的に言えることだね」と分類してみましょう。

3. 読書感想文で実践

本を読んだ後、「具体的なエピソード」と「自分の考え(抽象的な意見)」を分けて整理してみましょう。

 

 

国語の読解力向上のために:

1.「抽象的」と「具体的」の違いを理解する

2.「具体例には筆者の主張はない」というルールを覚える

3.日常的に意識して練習する

 

これらのポイントを意識することで、お子さんの読解力は確実に向上します。

高崎市・前橋市の保護者の皆さん、ぜひお子さんと一緒に実践してみてください。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると自然に判断できるようになりますよ。


 

【お子さんの学習でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください】

 

2025.08.07 Thursday