塾長ブログ
年内入試で求められる「小論文力」と国語力の関係
こんにちは。高崎国語塾彩です。
昨日は高校入試についてお話ししましたので、今日は大学受験について。高校生はもちろん、やがて迎える大学受試に向けて、小中学生の保護者の方にも知っておいていただきたい内容です。
急増する「年内入試」とは?
近年、大学受験において年内入試と呼ばれる入試制度の利用者が急増しています。具体的には「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」という2つの制度です。
「違いがよくわからない」という声も多いので、まず簡単に整理しておきましょう。
学校推薦型選抜(旧:推薦入試)
・ほぼ全国の大学(90%以上)で実施
・学校長の推薦が必須
・高校での成績が重視される
・出願時期は11月から
さらに「指定校制推薦」と「公募制推薦」に分かれます。指定校制推薦は、大学が指定した特定の高校の生徒だけが応募でき、合格後の辞退はできません。
選抜方法は、書類審査のみの場合もあれば、面接、小論文、学力試験などを組み合わせる場合も。最も多いのは「書類審査・小論文・面接」のパターンです。
総合型選抜(旧:AO入試)
・学校長の推薦は不要
・能力や意欲などを多面的に評価
・出願時期は9月からと早め
選抜方法は推薦型と同様、書類審査・小論文・面接・学力試験などの組み合わせですが、プレゼンテーションや体験授業など、大学独自の特色ある選抜方法を実施しているケースもあります。
両制度に共通するキーワード「小論文」
お気づきでしょうか。どちらの制度でも小論文が選抜方法として採用されているケースが非常に多いのです。
小論文には、主に以下のようなタイプがあります。
・課題論述型:テーマについて自分の意見を論じる
・文章読解型:文章を読んで要約・意見を述べる
・資料分析型:グラフや統計資料を分析して論じる
・教科密着型:志望学部の専門分野に関連したテーマ
これらすべてに共通して求められるのが、確かな国語力です。
なぜ「国語力」が小論文の土台になるのか
小論文は「作文」とは違います。感想や体験を書くのではなく、論理的に考え、根拠を示しながら自分の主張を展開する力が求められます。
そのために必要なのは:
・文章を正確に読み取る読解力
・論理的な構成を組み立てる思考力
・自分の考えを明確に伝える表現力
・適切な語彙と文法を使う言語力
これらはすべて、日頃の国語学習で培われる力です。つまり、小論文対策は直前の付け焼き刃では通用しません。小学生・中学生の段階から積み上げてきた本物の国語力が、大学受験の場面で問われるのです。
高崎国語塾彩だからできること
当塾は国語専門塾として、この「小論文対策」を得意としています。
単なるテクニックの指導ではなく、読解力・論理的思考力・表現力という根本的な国語力を育てることで、どんなタイプの小論文にも対応できる力を養います。
年内入試を目指す高校生はもちろん、将来の大学受験に備えたい小中学生の皆さんも、今から本物の国語力を身につけておきませんか?
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