塾長ブログ
反抗期の子どもに「余計な一言」言っていませんか?|高崎・前橋の保護者が知っておきたい言葉の力
こんにちは。高崎国語塾彩です。
保護者面談をしていると、よく伺う三大お悩みがあります。
「勉強のこと」「スマホのこと」そして「反抗期のこと」。
国語塾なのに反抗期の相談?と思われるかもしれません。
でも実は、反抗期の問題は言葉の問題でもあるんです。今日はそのお話をさせてください。
高崎・前橋でも増えている「反抗期の二極化」
最近、面白い現象が起きています。
「うちの子、反抗期らしい反抗期がないんです」という保護者もいれば、「もう手がつけられなくて...」と涙ぐまれる保護者もいらっしゃいます。
反抗期の個人差が、本当に大きくなっているんですね。
小学校高学年から高校生にかけて、子どもは自我が芽生え、親から精神的に自立しようとします。これは成長の証。頭ではわかっていても、いざ自分の子が反抗的な態度をとると、保護者のほうがナーバスになってしまうものです。
群馬県内の中学校、高校に通うお子さんをお持ちの保護者からも、「最近口もきいてくれない」「何を言っても反発される」というお声をよく聞きます。
なぜ日本の子どもは反抗期が激しいのか
興味深いことに、欧米では日本ほど激しい反抗期がないと言われています。
なぜでしょう?
大きな違いは子どもへの接し方にあります。
◆日本の場合
・子どもは「自分のもの」という意識が強い
・どんなに成長しても「子ども扱い」
・過保護になりがち
・「余計な一言」が多すぎる
欧米の場合
・ある程度の年齢になれば「一人の人間」として扱う
・我が子でも対等な関係性を意識
・自立を促す声かけ
・必要なこと以外は口を出さない
この違い、実は言葉の使い方の違いなんです。
反抗期を悪化させる「余計な一言」チェックリスト
高崎市、前橋市の保護者の皆さん、こんな言葉、つい言っていませんか?
朝の場面
❌ 「早く起きなさい!何度言ったらわかるの!」
⭕ 「7時だよ。準備できる?」
勉強の場面
❌ 「またスマホ!勉強しなさいって言ってるでしょ!」
⭕ 「今日の課題、終わりそう?」
テスト後の場面
❌ 「なんでこんな点数なの?もっと勉強しなきゃダメでしょ!」
⭕ 「この点数、自分ではどう思う?」
帰宅時の場面
❌ 「どこ行ってたの!何してたの!」
⭕ 「おかえり。部活はどうだった?」
違い、わかりますか?
❌の例は、命令・否定・詰問です。
⭕の例は、事実確認・質問・対話です。
子どもを「一人の人間」として扱うか、「言うことを聞かせるべき子ども」として扱うかの違いが、言葉に表れているんです。
反抗期との付き合い方:3つの言葉のルール
ルール1:指示・命令を減らす
「〜しなさい」という言葉は、子どもの自主性を奪います。
❌ 「宿題しなさい」
⭕ 「宿題、いつやる予定?」
⭕ 「今日やることある?」
自分で考えて決めさせることで、子どもは「尊重されている」と感じます。
ルール2:余計な一言をぐっとこらえる
言いたくなる気持ち、すごくわかります。でも、その一言が関係を壊していることも。
・子どもが自分で気づくまで待つ
・失敗も成長のうちと考える
・本当に必要なこと以外は口を出さない
高崎市内のある中学生のお母様は、「一週間、余計なことを言わないチャレンジをしたら、子どもから話しかけてくるようになった」とおっしゃっていました。
ルール3:聞く姿勢を持つ
子どもの話を、最後まで否定せずに聞いていますか?
・「でもね」「だってね」をまず封印する
・相槌を打ちながら、目を見て聞く
・「そうなんだ」「それでどう思った?」と受け止める
対話は双方向です。親が一方的に話すのは、対話ではありません。
実は、これは「国語力」の問題でもあります
ここまで読んで、お気づきになった方もいらっしゃるかもしれません。
反抗期の問題は、言葉の力の問題でもあるんです。
子どもに必要な言葉の力
思春期の子どもは、心の中に複雑な感情を抱えています。でも、それを適切に言語化する力がまだ育っていません。
・もやもやした気持ちをうまく説明できない
・だから「うるさい」「別に」しか言えない
・イライラを言葉にできず、態度で表す
これ、実は国語力の問題なんです。
親に必要な言葉の力
一方、保護者も感情的になると言葉が荒くなります。
・心配だから、つい強い言葉になる
・忙しくて余裕がないから、命令口調になる
・子どもの言葉の裏にある気持ちを読み取れない
これも、言葉の力の問題です。
国語力=コミュニケーション力
高崎国語塾彩では、国語を単なる受験科目としてではなく、人生を豊かにする力として捉えています。
国語の学習を通じて育つ力:
1.自分の気持ちを整理して言葉にする力
作文や記述問題を通じて、考えを言語化する訓練をします
2.相手の言葉の裏にある気持ちを読み取る力
小説や評論文の読解を通じて、行間を読む力を養います
3.論理的に考え、冷静に伝える力
論理構成を学ぶことで、感情的にならずに意見を述べる力がつきます
4.多様な視点を理解する力
様々な文章に触れることで、「自分とは違う考え方」を受け入れる柔軟性が育ちます
これらすべてが、親子のコミュニケーションに直結するんです。
反抗期は成長の証。そして、チャンス。
反抗期は、子どもが自立に向かっている証です。
親としては寂しく、もどかしく、イライラすることも多いでしょう。でもこの時期こそ、親子の関係性を見直すチャンスなんです。
そのカギとなるのが「言葉」です。
・どんな言葉で接するか
・子どもの言葉をどう受け止めるか
・自分の気持ちをどう伝えるか
これらすべてに、国語力が関わっています。
高崎国語塾彩で育てたい力
当塾では、読解力、記述力、作文力といった国語の力を通じて、
・自分の考えを整理する力
・相手の気持ちを理解する力
・論理的に表現する力
・多様な価値観を受け入れる柔軟性
これらを育てています。
それは受験のためだけではありません。人として成長し、豊かな人間関係を築くための力なんです。
高崎市、前橋市で、お子さんの国語力を伸ばしたいとお考えの保護者の皆様、お子さんとのコミュニケーションに悩んでいらっしゃる皆様、ぜひ一度ご相談ください。
反抗期との付き合い方も、実は言葉の力で変わるかもしれません。
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「国語力を通じて、人として成長する力を育てたい」
そんな想いで、一人ひとりに寄り添った指導をしています。
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・子どもが何を考えているかわからない
・親子の会話が減ってきた
・国語の成績が伸び悩んでいる
・読解力、作文力をつけたい
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