塾長ブログ
幼少期の国語力アップに効果抜群!「しりとり」が持つ驚きの学習効果
こんにちは、高崎国語塾彩の塾長、蓮です。
保護者の方からよくいただく質問があります。それは、「幼少期(年長さん~小学校中学年くらい)で、自宅でできる国語力をアップさせる方法はありますか?」というものです。
普段は読み聞かせや読書、日常会話をたくさんすること、音読などをお勧めしていますが、今日は意外にもとても効果がある「遊び」をご紹介したいと思います。
答えは「しりとり」です!
そうです、誰もが知っている、あの「しりとり」なんです。
「え、しりとり?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。でも、この単純な遊びが、実は国語力アップに驚くほど効果的なのです。
しりとりをお勧めする理由
しりとりには、こんなにたくさんのメリットがあります。
・ルールが簡単:幼稚園や保育園でも遊んでいるので、子どもたちも慣れています
・道具不要:特別な準備が一切いりません
・いつでもどこでも:ちょっとした隙間時間にさっと始められます
・子どもが好き:不思議と子どもたちはしりとりが大好きです
しりとりが持つ驚きの学習効果
1. 語彙力が自然と増える
しりとりを続けていると、毎回同じような単語ばかりが出てくることがよくあります。そこで保護者の方にお願いしたいのが、大人の番になったら、普段とは違う単語を使ってみるということです。
例えば:
- 「りんご」→「ごりら」の代わりに「ごちそう(ご馳走)」
- 「くま」→「まくら」の代わりに「まんげつ(満月)」
子どもが知っている言葉ならそのまま続きますし、知らなければ「それはなに?」と聞いてきます。そこで自然に新しい言葉を教えることができるのです。
語彙力は使うことで身につきます。 知らず知らずのうちに、語彙力がアップしているはずです。
2. 思考力が鍛えられる
しりとりの素晴らしいところは、「考える作業」が入るということです。
・「ん」で終わらない言葉
・きちんとした単語で答える
この2つの条件を満たす言葉を探すのは、実は結構頭を使います。大人でも全然思い浮かばないことがありますよね。
頭の中で言葉を探し出して引っ張り出してくる、この作業こそが脳の良い刺激になり、思考力を育てるのです。
3. 集中力・瞬発力が養われる
相手の言葉を聞いて、すぐに次の言葉を考える。この繰り返しが、集中力と瞬発力を自然と養ってくれます。
しりとりのバリエーションを楽しもう
普通のしりとりに慣れてきたら、こんなアレンジはいかがでしょうか。
レベル1:テーマしりとり
・「今回は赤いもの限定ね」
・「食べ物だけでしりとりしよう」
・「動物の名前だけね」
レベル2:文字数指定しりとり
・「4文字か5文字の言葉だけ」
・「3文字限定しりとり」
こうしたバリエーションを加えることで、より深く考える力が育ちます。
机に向かわなくても国語の勉強はできる
国語の勉強は、こうした日常的なところでも何気なくできるものです。
何も机に向かって教科書や参考書を開かなくても、楽しく学ぶことができます。そして、子どもたちも喜んでやってくれます。
実は、こういう日常の何気ないやりとりが、先々大きな差になったり力になったりするのです。
「そんなもの」と軽く見ないでください
目に見えてすぐに結果が出るわけではありません。でも、こうして少しずつ積み重ねた語彙力や思考力が、いつか必ず役に立つ日が来ます。
国語のテストで、作文で、読解問題で、そして将来の仕事で——。
「そんなもの」という風に軽く見ないで、ぜひ保護者の方が率先して試してみてください。
車での移動中に、お風呂の中で、夕食の準備をしながら。ちょっとした時間に「しりとりしよう!」と声をかけてみませんか。
今日から、さっそく「しりとり」を始めてみましょう!
お子さんの笑顔と一緒に、国語力も育っていくはずです。
高崎国語塾彩では、一人ひとりに合わせた国語指導を行っています。
お子さんの国語力についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。