塾長ブログ
国語だけ点数が伸びない…その理由は? 期末テスト対策の鍵
高崎市・前橋市にお住まいの保護者の皆さま、お子様の学習状況はいかがでしょうか。
中間テストや期末テストなどの定期テストで「他の科目は問題ないのに、なぜか国語だけ点数が伸び悩んでいる」「国語の平均点が年々低くなっているようだ」
—ここ数年、このようなご相談が非常に増えています。
実は、国語で苦戦するのには明確な理由があり、そして、それを乗り越えるための「正しい勉強法」が存在します。
前回の記事と重なる部分もございますが、今回は定期テスト(特に1か月後の期末テスト)に対する学習についてです。国語は定期テストでは学習の仕方が普段と異なる部分もありますので。
◆定期テストで国語の点数が伸び悩む2つの大きな原因
お子様が国語で思うように点数を取れない背景には、主に以下の2点があります。
1.記述問題・作文の配点増加 入試制度改革や学校教育の変化により、定期テストでも「自分の考えをまとめる」「文章から根拠を見つけて説明する」といった記述問題や作文の配点が高くなっています。これらは一朝一夕では身につかず、対策が必須です。
2.圧倒的な勉強時間の不足(「後回し」の習慣) 「数学や英語は時間をかけないと」「理科・社会は暗記が多いから」と、多くの生徒にとって国語は“後回し”になりがちです。 「漢字を少し書く」「ワークを1回解くだけで終わり」といった浅い勉強法では、高配点の記述問題に対応できる力はつきません。勉強時間が短い生徒ほど、点数が伸びない現実があります。
◆期末テストに向けて!点数アップのための国語勉強法(約1ヶ月前の対策)
定期テストで成果を出すためには、テスト約1ヶ月前から意識的に国語の勉強を取り入れることが重要です。
1. テスト範囲の文章は「音読」を徹底する(最低3回以上)
まず、教科書やプリントに載っているテスト範囲の文章を、毎日必ず声に出して読みましょう。
・読む回数を重ねることで、内容が頭に入り、難解な語句の意味も自然と理解できます。
・文章の構造や筆者の主張がスムーズに把握できるようになり、設問への理解度が格段に上がります。
2. 学校の授業ノート・プリントを「テストのヒント」として活用する
学校の先生が授業中に説明したこと、板書した内容、配布されたプリントには、「テストに出るポイント」が満載です。
・特に先生が強調した箇所、具体例として挙げた箇所、記述問題になりそうな箇所をマーカーでチェックし、徹底的に見直しましょう。
3. ワークは「根拠を探して」解く練習をする
ワークをただの穴埋め問題として解くのはやめましょう。
・「なぜその答えになるのか?」「文章のどの部分に答えの根拠があるのか?」を必ず意識しながら解きましょう。
・この練習こそが、配点の高い記述問題で満点を取るための土台になります。音読やノートの理解がここで活きてきます。
4. 間違えた問題は解説を熟読し、必ず自力で解き直す
間違えた問題の横に赤で答えを写すだけで終わっていませんか?
・間違えたら、答えを見る前に「解説」を熟読し、なぜその答えになるのかを理解し直しましょう。
・そして、時間をおいて、自力で正解できるまで何度も解き直すことが、実力アップへの最短ルートです。
5. 細かい知識事項(漢字・語句・文法・作者名)を隙間時間で確認
漢字の書き取りや意味、慣用句、文法、古典の知識、作者名といった細かい知識事項も、点数源です。
・通学中や食事前の隙間時間を使って、ワークやノートでチェックする習慣をつけましょう。
◆保護者の方へ:国語は「センス」ではなく「正しい努力」です
国語は「感覚」や「センス」で乗り切れる科目ではありません。
正しい勉強法と、それを続けるための十分な時間をかけることで、必ず力がつき、点数に結びつきます。特に記述力は、短期間で劇的に伸びることはありません。
ぜひ、お子様と一緒に上記の勉強法を実践し、「国語の勉強ってどうやるんだろう?」という長年の悩みを解消してください。
高崎市・前橋市で国語の定期テスト対策にお悩みのご家庭は、ぜひ一度ご相談ください。
高崎国語塾彩では、一人ひとりの課題に合わせて、配点が増えている記述問題対策を含めた国語の正しい勉強法を丁寧にサポートしています。
体験授業や学習相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
