塾長ブログ
10月1日時点の進路希望調査結果について
先日、群馬県教育委員会から令和8年度(2026年度)高校入試における、10月1日時点での中学3年生の進路希望調査結果が発表されました。
全体の状況
県内公立高校の全日制・フレックススクールの進学希望者は1万1,375人で、全体の倍率は1.02倍となりました。募集定員は1万1,153人です。
倍率はあくまでも「参考程度」に
多くの中3生と保護者の方にとって、各高校の倍率は非常に気になるところだと思います。しかし、この時期の数字はあくまでも参考程度として捉えていただきたいと思います。
まだこの段階では、この倍率だけで進路を決定するべきではありません。
今後、新しい調査を経て、最終的な志望状況は大きく変動する可能性があります。ただし、ある程度の傾向を把握することはできますので、「10月1日時点での数字である」という点を忘れずに、今後の進路選択の材料の一つとして活用してください。
主な高校の倍率について
今回の調査結果を見ると、主な進学校の倍率は、前橋高校が1.06倍、高崎高校が1.31倍、前橋女子高校が1.06倍、高崎女子高校が1.05倍、太田高校が1.01倍、桐生高校(普通科)が1.49倍という状況です。
注目すべき点は、高崎高校を除くと、上位校の倍率が軒並み低めになっているということです。高崎高校の1.31倍を除けば、前橋高校、前橋女子高校、高崎女子高校は1.0倍台前半、太田高校に至っては1.01倍という状況です。
この傾向については、これから詳しく確認していく必要があります。
倍率が高かった学校・学科
最も倍率が高かったのは勢多農林(動物科学・応用動物)で2.50倍、次いで高崎経済大学附属(普通)が1.95倍、高崎工業(建築)1.80倍、大泉(普通)1.75倍などとなっています。
これからの進路選択に向けて
10月の進路希望調査は、あくまでもスタート地点です。最終的な出願までまだ時間があります。
この時期に大切なのは:
1. 現在の学力を冷静に分析すること
2. 目標校に向けて具体的な学習計画を立てること
3. 倍率に一喜一憂せず、自分の実力向上に集中すること
今回の数字はあくまでも現時点での「目安」です。これから入試本番まで、まだまだ学力は伸びます。倍率を気にしすぎて萎縮するのではなく、自分の行きたい学校に向けて着実に力をつけていくことが何より重要です。
特に今年度は上位校の倍率が例年より低めに出ている学校が多いですが、これで油断することなく、しっかりと実力をつけていくことが大切です。最終的には倍率ではなく、自分自身の学力で合否が決まります。
高崎国語塾彩では、一人ひとりの志望校実現に向けて、きめ細かな指導を行っていきます。進路についてのご相談もお気軽にお声がけください。
進路希望調査結果の詳細は、群馬県教育委員会のページにて
