塾長ブログ
🌸高崎国語塾 彩(いろどり)ブログ:苦手な古文を得意に変える!中学生のための効果的な勉強法と8作品の「音読」のススメ
高崎市・前橋市にお住まいの保護者の皆様、こんにちは!高崎国語塾 彩です。
定期テストや模試、そして高校受験・大学受験でも必ず出題される古文。
「言葉が古くてとっつきにくい」「何が書いてあるかわからない」と、苦手意識を持っている中学生は少なくありません。
しかし、古文は「対策のツボ」を押さえれば、ぐんと得意科目になりやすい分野です。
高校に進学してからも古典は続きます。今のうちに確実な基礎力を身につけることで、将来の大きなアドバンテージになります。
今回は、古文が苦手な生徒さんが見違えるほど変わる、段階別の学習ポイントと効果的な勉強法を具体的にお伝えします。
💡学年別!古文攻略のための3つのステップ
古文の学習は、土台作りが非常に重要です。学年ごとに最低限完璧にしておくべきポイントを確認しましょう。
◆【中1の基礎固め】「読める」をゴールに!
古文を理解するための最初の壁は、「現代語と違う」ことです。
1.歴史的仮名遣いを完璧に!
・「わう」を「おう」、「てふ」を「ちょう」と読めなければ、音読も単語の暗記も進みません。まずはスラスラ読めるようにすることを目指しましょう。
・基本古語を徹底暗記!
特に「現代語でも使うが、意味が異なる単語(古今異義語)」は要注意です。「いと(とても)」「あわれ(しみじみとした情感)」など、意味を取り違えると致命的です。英単語のようにスペルを覚える必要はありません。意味を正確に覚えましょう。
・基礎知識の習得
旧暦(月の異名)、十二支、方角の呼び方など、古文特有の知識は物語の背景を理解するために不可欠です。
◆【中2の応用力】「文のつながり」を意識!
基礎固めができたら、文の構造理解へと進みます。
・文法の知識を補強
係り結びの法則(「ぞ・なむ・や・か・こそ」に続く結びの形)や、助動詞の基本的な意味(「む」「べし」など)を覚えることで、文章の表現やニュアンスが深く理解できるようになります。
・主語・動作主の「省略」を補う練
古文では主語が頻繁に省略されます。「誰が」「誰に」といった動作主を、文脈から的確に判断する練習が必要です。
◆【中3の完成期】「現代文と同じ読解力」へ!
入試や模試レベルに対応できるよう、現代文と同じように内容を読み取る力を完成させます。
・知識の総合活用
これまでに学んだ歴史的仮名遣い、単語、文法、知識事項をすべて使いこなします。
・読解の最大のコツ:
古文を読む際、最も重要なのは「登場人物と動作主の確認」です。
・「誰が」-「どうする」
このシンプルな構造だけを、一文一文、追っていく意識を持つだけで、内容の理解度が格段に上がります。漫然と読むのではなく、能動的に「動作主」を探しながら読み進めましょう。
🥇【決定版!】古文が劇的に変わる!効果的な勉強法は「音読」です!
古文が苦手な生徒さんに、私たちが自信を持っておすすめする勉強法、それはズバリ「音読」です。
音読は、目(視覚)で文字を追い、口(発音)で言葉にし、耳(聴覚)で自分の声を聞く、という「三位一体」の学習法です。これにより、ただ黙読するよりも何倍も記憶への定着が良くなります。
🔥 最強の古文特訓!有名8作品の冒頭文を暗唱せよ!
音読する素材として最も効果的なのは、有名古典作品の冒頭文です。なぜなら、これらの冒頭文には、重要単語や頻出の文法表現、古文独特のリズムが凝縮されているからです。
この8作品の冒頭文を意味を確認しながら何度も音読し、最終的にスラスラと暗唱できるレベルにまでなれば、あなたの古文力は間違いなく飛躍します!
| No. | おすすめ古典作品(冒頭文を音読!) | 古文力をアップさせる理由 |
| 1 | 竹取物語 | 語り出しの決まり文句が多く、リズムが良い。 |
| 2 | 伊勢物語 | 短歌と物語が交錯し、古語・表現が豊富。 |
| 3 | 源氏物語 | 雅な世界観と、複雑な人間関係の把握を学ぶ。 |
| 4 | 枕草子 | 独特の美的感覚や形容詞の用例が多く学べる。 |
| 5 | 方丈記 | 無常観など、歴史的背景を理解する訓練になる。 |
| 6 | 徒然草 | 人生観・教訓的な内容が読みやすく、文法が詰まっている。 |
| 7 | 平家物語 | 時代背景や武士の言葉遣いに慣れることができる。 |
| 8 | おくの細道 | 紀行文のリズムと、和歌・漢詩の知識を深める。 |
教科書にも載っている作品ばかりです。ぜひ今日から、この8作品の冒頭文を声に出して読んでみてください。最初は難しくても、何度か繰り返すうちに古文のリズムが体に染み込み、「古文アレルギー」が解消されていくはずです。
✅ 高崎国語塾 彩(いろどり)で、古文を得意科目に!
高崎国語塾 彩では、今回ご紹介した基礎の徹底から、入試で得点するための読解力の養成まで、古文・漢文を含む国語全体を丁寧に指導しています。
特に、古文読解における「誰が―どうする」の動作主の確認は、個別指導だからこそできるきめ細やかな指導で、生徒さんの「なんとなく読んでいる」状態を「根拠を持って読む」状態へと変えていきます。
高崎市・前橋市で、お子様の古文・国語の成績アップにお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
【お問い合わせ・お申し込み】
「自分の子供に、この音読法を実践させてみたい!」
「古文の苦手を本気で克服させたい!」
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高崎国語塾 彩(いろどり)は、地域のお子様の「国語の力」を伸ばし、将来の可能性を広げるお手伝いをいたします。
