塾長ブログ
模試の結果に一喜一憂しない!健康診断と同じ【模試の正しい使い方】と合格可能性判定の活かし方
高崎市・前橋市の受験生と保護者の皆様へ
模試の結果が返ってくる日は、親子ともにドキドキしますよね。特に中学3年生の受験生は、結果に一喜一憂し、点数や合格可能性判定(A判定、E判定など)に振り回されがちです。
群馬県の多くの受験生が受験するGSCテストや、埼玉県を志望する方が受験する北辰テストなど、模試の種類はさまざまですが、「受けた後が肝心」という点で、すべて同じです。
私たちは、模試を「健康診断」と同じだと考えます。健康診断で「異常なし」の通知だけを見て安心したり、「要検査」の項目を見て落ち込んだりするだけでは意味がありません。本当に大切なのは、その後の「治療方針(これからの学習計画)」を決めることです。
高崎国語塾 彩(いろどり)が考える、模試の正しい使い方と、受験本番に向けて優先すべき行動指針をお伝えします。
🎯 模試の判定は「今の実力」を示す地図に過ぎない
模試の「合格可能性判定」は、過去の受験生のデータに基づいた現時点での成績を示すものです。受験生のゴールではありません。
模試を受けた後に、保護者の皆様にお子様と確認していただきたい「中身」は、以下の3点です。
1. 「何ができたか」を確認する
・まず、正解できた問題を褒めてください。特に、難しい問題や記述で部分点を取れた箇所は、これまでの努力が実った証拠です。
・なぜ正解できたのかを言語化し、「自分の得意な解法パターン」を再確認させましょう。これは、本番で自信を持って臨むための土台になります。
2. 「何ができていないか」を正確に診断する
これが最も重要な作業です。点数が低かった部分に対し、「なぜ間違えたか」を深掘りします。
・知識系ミス: 漢字や語彙などの「単なる暗記不足」なのか?
・読解系ミス: 接続詞や指示語などの「論理構造の把握ミス」なのか?
・時間配分ミス: 解く時間が足りず、最後に焦って失点したのか?
・設問誤読ミス: 設問の字数制限や要求(二つ選べなど)を見落としたのか?
この診断が曖昧だと、間違った対策(例:論理ミスなのに漢字練習をする)をしてしまい、貴重な時間を失います。
📈 模試の結果を「未来の指針」に変える3ステップ
模試の結果を未来の合格に繋げるため、次のステップで優先順位をつけましょう。
ステップ1:優先順位の決定と「国語」の重要性
すべての科目のミスを同時に直すことは不可能です。模試の結果から、次の優先順位で対策を立てることを推奨します。
1.致命的な失点: 設問誤読や計算ミスなど、「知識はあったのに、注意不足で落とした」問題を最優先で復習し、本番での再現を避ける。
2.全科目の土台: 国語の「論理的読解ミス」や「記述ミス」を改善する。国語力の向上は、他の科目の問題文読解力を底上げします。
3.弱点分野の知識補充: 苦手な分野(例:数学の図形、理科の電流など)に時間を割り振る。
ステップ2:具体的な行動指針を立てる
お子様と一緒に、模試の振り返りシートを作りましょう。
例:模試振り返りシート(国語)
・反省点: 接続詞「しかし」の後の筆者の主張を、見逃して記述を間違えた。(論理構造の把握ミス)
・今後一週間の行動指針: 過去問の論説文を解く際、すべての接続詞に必ずマルをつけ、文章の主張箇所をマーカーで強調する練習を3回行う。
ステップ3:保護者は「判定」ではなく「プロセス」を褒める
判定がE判定でも、「判定を真摯に受け止め、次のステップに向けて具体的に計画を立てた」というプロセスを高く評価してください。結果に感情を揺さぶられるのではなく、「健康診断を活用できたね」と、冷静かつ前向きな姿勢を促しましょう。
🤝 高崎国語塾 彩が提供する「国語力」の真価
高崎国語塾 彩(いろどり)は、単に読解テクニックを教えるだけでなく、模試の結果を成績向上に繋げる「自己分析力」と「論理的思考力」を養います。
国語で培う「正確な情報処理能力」は、GSCテストや北辰テストのどの科目にも通用する土台です。
「模試の復習の仕方が分からない」「国語の論理的なミスの原因が特定できない」とお悩みでしたら、ぜひ当塾の専門的な国語指導をご検討ください。模試の結果を未来の合格に繋げるための、具体的な指針と指導を提供します。
