塾長ブログ
「国語は才能」という誤解|実は"最も伸ばしやすい科目"です
「うちの子、国語のセンスがなくて…」
保護者の方から、よくこう言われます。
結論から言います。
国語は「才能」ではありません。 そして、正しくやれば最も伸ばしやすい科目です。
28年間、国語を指導してきて確信しています。
「才能がない」のではなく「勉強していない」
国語が伸びない生徒に共通していること。
それは、そもそも国語を勉強していないということです。
「いや、うちの子は勉強していますよ」
そう思った方、少し待ってください。
お子さんの「国語の勉強」とは、何をしていますか?
・漢字を覚える
・文法を暗記する
・古文の単語を覚える
これらは確かに「国語の勉強」です。
でも、これだけでは読解力は上がりません。
読解の勉強を「していない」生徒たち
多くの生徒が、読解問題をこう解いています。
1.問題を解く
2.丸付けをする
3.終わり
これは「勉強」ではありません。
ただの「作業」です。
読解問題を「解いて丸付けして終わり」では、読解力は1ミリも上がりません。
なぜ間違えたのか。 正解の根拠はどこにあったのか。 次に同じ問題が出たら、どう読めばいいのか。
ここを考えなければ、何問解いても同じです。
「読んでいる」のではなく「眺めている」
読解が苦手な生徒には、もう一つ共通点があります。
文章を「読んでいる」のではなく「眺めている」のです。
目は文字を追っている。 でも、頭には入っていない。
「なんとなく読んで、なんとなく答える」
これでは正解するかどうかは運任せです。
国語が伸びない3つの原因
28年間の指導で見えてきた、国語が伸びない原因。
それは、ほぼこの3つに集約されます。
① なんとなく読んでいる
線を引かない。 印をつけない。 ただ目で追うだけ。
これでは、筆者の主張も登場人物の心情も、頭に残りません。
② 答えの根拠を本文から探していない
「なんとなくこれかな」で答えを選ぶ。
国語の答えは、必ず本文の中にあります。 根拠なく答えを選ぶのは、ギャンブルと同じです。
③ 語彙力不足
そもそも言葉を知らなければ、文章は読めません。
「抽象的」「具体的」「逆説」「対比」
こうした言葉の意味が分からなければ、説明文は読めません。
「読み方」を教えれば、必ず変わる
では、どうすれば国語は伸びるのか。
答えはシンプルです。
「正しい読み方」を教えればいい。
私が指導すると、生徒たちに変化が起きます。
・きちんと線を引いて読むようになった
・解説を熟読して見直しをするようになった
・「なんとなく」ではなく、根拠を持って答えるようになった
これは「才能」ではありません。
正しいやり方を知ったから、できるようになったのです。
国語は「最も伸ばしやすい科目」
数学や英語は、積み上げ式の科目です。
中1の内容が分からなければ、中2の内容は理解できない。 基礎ができていなければ、応用は解けない。
一方、国語は違います。
「読み方」を変えれば、その日から変わり始めます。
もちろん、語彙力や知識も必要です。 一朝一夕で偏差値が20上がるわけではありません。
でも、「正しい読み方」を身につければ、着実に伸びていきます。
むしろ、今まで勉強していなかった分、伸びしろは大きいのです。
「才能」で片付けるのは、諦めの言い訳
「国語はセンスだから」 「才能がないから仕方ない」
こう言って諦めてしまう方がいます。
はっきり言います。
それは「諦めの言い訳」です。
国語は、正しいやり方で勉強すれば、誰でも伸びます。
「才能がない」のではなく、「正しいやり方を知らない」だけ。 「センスがない」のではなく、「勉強していない」だけ。
まとめ
・国語が伸びない最大の原因は「勉強していない」こと
・読解問題を「解いて丸付けして終わり」では伸びない
・「読み方」を教えれば、必ず変わる
・国語は才能ではなく、やり方と勉強量で決まる
高崎国語塾 彩について
当塾では、「正しい読み方」を徹底的に指導します。
・なんとなく読む → 線を引いて読む
・なんとなく答える → 根拠を持って答える
・解いて終わり → 解説を熟読して見直す。そして塾長が必ず確認してさらに修正やアドバイスをする
この習慣が身につけば、国語は必ず伸びます。
高崎高校・高崎女子高校・前橋高校・前橋女子高校を目指す方、 中央中等・四ツ葉学園の中学受験をお考えの方、
国語を本気で伸ばしたい方は、お問い合わせください。
高崎国語塾 彩(いろどり)
