高崎国語塾 彩(いろどり)

高崎市の国語専門個別指導塾「高崎国語塾 彩(いろどり)」
小学4年生から高校3年生までを対象に、一人ひとりに合わせた指導を行います。
「国語の苦手を克服したい」「得意科目にして受験を成功させたい」そんな生徒を全力でサポート!
中学受験や上位高校受験、中堅以上の大学受験で高得点を目指すための専門的な指導で、読解力・語彙力・記述力をバランスよく鍛えます。
少人数制個別指導で、確かな成績アップをお約束します。

言葉に彩りを。未来に広がりを
~国語の力で人生に彩りを

塾長ブログ

2025-12-14 16:24:00

読書好きなのに国語ができない子の共通点|読書と国語は別物です

「うちの子、本は好きなのに国語ができないんです」

保護者の方から、よく聞く言葉です。

小さい頃から本を読んでいる。 図書館にもよく行く。 家にも本がたくさんある。

なのに、国語のテストで点が取れない。

なぜでしょうか?

 

結論からお伝えします。

読書と国語は、別物です。

今日は、「読書好きなのに国語ができない子」の共通点をお伝えします。

 

読書は「趣味」、国語は「技術」

まず、この違いを理解してください。

読書は趣味。 国語は技術。

読書は、好きな本を好きなように読むものです。

ストーリーを楽しむ。 登場人物に感情移入する。 自分の世界に浸る。

それでいいのです。

それが読書の楽しみ方です。

 

でも、国語の問題を解くのは、まったく別の話です。

「筆者の主張は何か」 「傍線部の理由を答えよ」 「この時の登場人物の心情を説明せよ」

こういう問題に答えるには、技術が必要です。

読書をいくらしても、この技術は身につきません。

 

読書好きな子が国語でつまずく3つの理由

読書好きなのに国語ができない子には、共通点があります。

 

理由①:主観で読んでしまう

読書は、主観で読むものです。

「この登場人物、好きだな」 「この場面、感動するな」 「私だったらこうするのに」

こう感じながら読む。

それが読書の楽しみ方です。

 

でも、国語の問題は客観的に読まなければ解けません。

「自分がどう感じたか」ではなく、「筆者が何を言いたいか」。

ここを読み取る必要があります。

読書好きな子は、主観が入りやすい

自分の解釈で読んでしまう。

だから、「筆者の主張」と「自分の感想」がごちゃまぜになる。

結果、間違える。

読書好きが、かえってマイナスになることもあるのです。

 

理由②:「読み方」を意識していない

読書をする時、こんなことを意識しますか?

「この接続語の後は重要だな」 「この指示語は何を指しているかな」 「筆者の主張はどこにあるかな」

しませんよね。

当たり前です。

せっかくの読書を、いちいち分析しながら読むものではありません。

それでは、読書が楽しくなくなってしまいます。

 

でも、国語の問題を解くには、この「読み方」が必要です。

・どこに線を引くか

・何に注目して読むか

・筆者の主張をどう見つけるか

読書をいくらしても、この「読み方」は身につきません。

意識して学ばなければ、身につかないのです。

 

理由③:問題を解く訓練をしていない

読書は、読んで終わりです。

「面白かった」 「感動した」

それでいい。

 

でも、国語の問題には「答え」があります。

「なぜその答えになるのか」 「本文のどこに根拠があるのか」

これを考える訓練が必要です。

読書をいくらしても、この訓練にはなりません。

問題を解く訓練は、問題を解くことでしか身につかないのです。

 

実際にいた「読書好きだけど国語ができない子」

以前、こんな生徒がいました。

いつも本を読んでいる子。

休み時間も本を読んでいる。 家でも毎日読書をしている。

でも、国語のテストは点が取れない。

 

なぜか。

主観が強すぎたのです。

文章を読むと、すぐに自分の解釈が入る。

「この登場人物はきっとこう思っている」 「この場面はこういう意味だと思う」

本文に書いていないことまで、自分で補ってしまう。

 

国語の問題は、本文に書いてあることだけで答える必要があります。

自分の解釈は関係ない。

筆者が何を言っているか。

それを客観的に読み取る。

読書好きなこの子にとって、これが難しかったのです。

 

読書にはメリットもある

誤解しないでください。

読書自体は、やったほうがいいです。

読書のメリットはあります。

・文章を早く読めるようになる

・活字に慣れる

・語彙が増える

これらは、国語にとってプラスです。

 

でも、読書だけでは国語の点は取れません。

読書はあくまで「土台」です。

土台があっても、「技術」がなければ点は取れない。

読書+読み方の技術=国語の点数

この両方が必要なのです。

 

「本を読ませているから大丈夫」は危険

「うちの子は本を読んでいるから、国語は大丈夫」

そう思っている保護者の方、多いです。

はっきり言います。

危険です。

読書と国語の点数は、直結しません。

読書好きだから国語ができる、わけではないのです。

 

むしろ、読書好きな子の方が、変な読み癖がついていることがあります。

主観で読む癖。 自分の解釈を入れる癖。

これを直すのは、読書をしていない子より難しいことがあります。

 

国語の点を取りたいなら「読み方」を学ぶ

では、どうすればいいのか。

答えはシンプルです。

「読み方」を学んでください。

・指示語に注目する

・接続語に注目する

・筆者の主張を見つける方法

こういった「読み方のルール」を学ぶ。

そして、問題を解く訓練をする。

読書とは別に、国語の勉強をする必要があるのです。

 

ただし、全員に向いているわけではありません

ここまで読んで、「うちの子も読み方を学ばせたい」と思った方へ。

正直にお伝えします。

高崎国語塾 彩は、全員に向いているわけではありません。

以下のような方には、向いていません。

✗ 「読書をしていれば国語はできる」と信じている方

読書と国語は別物です。 この考えを変える気がない方には向いていません。

✗ 「国語はセンス」と諦めている方

国語には「正しい読み方」があります。 諦めている方に教えても、効果は出ません。

✗ 塾に丸投げしたい方

国語力は塾だけでは伸びません。 家庭での音読・語彙学習も必要です。

✗ すぐに結果を求める方

国語は最低3ヶ月かかります。 1ヶ月で結果を求める方には向いていません。

 

3ヶ月後、お子さんの国語はこう変わります

高崎国語塾 彩で「読み方」を学ぶと、こんな変化が起きます。

1ヶ月目:

・「読み方のルール」を学ぶ

・主観ではなく客観的に読む意識が芽生える

・線を引く習慣がつき始める

 

2ヶ月目:

・大事な箇所が分かるようになる

・「本文に書いてあることで答える」ができるようになる

・読解問題の解き方が変わる

 

3ヶ月目:

・正答率が上がる

・「国語が分かる」という感覚が生まれる

・読書好きな自分の強み(語彙力・読むスピード)が活きるようになる

読書好きは、武器になります。でも、「読み方」を学んでこそ。

 

高崎国語塾 彩について

高崎市で唯一の国語専門塾です。

高崎高校・高崎女子高校・前橋高校・前橋女子高校を目指す方、 中央中等・四ツ葉学園の中学受験をお考えの方を専門に指導しています。

「読書好きなのに国語ができない」

そんなお子さんこそ、当塾で「読み方」を学んでください。

読書で培った土台に、技術が加われば、国語は必ず伸びます。

 


高崎国語塾 彩(いろどり)

 

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2025.12.16 Tuesday