塾長ブログ
前橋女子高校と高崎女子高校、どっちがいい?|偏差値・進学実績・校風を徹底比較
「前女と高女、どっちを受けるべき?」
群馬県の女子高校でトップ2と言えば、前橋女子高校(前女)と高崎女子高校(高女)。
どちらも偏差値68前後、県内女子高校の最上位を誇る進学校です。
「偏差値がほぼ同じなら、どっちでもいいのでは?」
そう思うかもしれません。
でも、この2校には明確な違いがあります。
今日は、前女と高女の違いを徹底的に比較し、「あなたに合うのはどっちか」をお伝えします。
基本データ比較
まずは、基本的なデータを比較してみましょう。
| 項目 | 前橋女子高校(前女) | 高崎女子高校(高女) |
|---|---|---|
| 偏差値 | 67〜68 | 66〜68 |
| 所在地 | 前橋市紅雲町 | 高崎市稲荷町 |
| 最寄駅 | JR前橋駅(徒歩10分) | JR高崎問屋町駅(徒歩10分) |
| 創立 | 1910年(明治43年) | 1899年(明治32年) |
| SSH指定 | ○(平成25年度〜) | × |
| 部活動加入率 | 約90% | 約90% |
| 2025年度出願倍率 | 1.20倍 | 1.16倍 |
偏差値はほぼ同じ。
どちらも100年以上の歴史を持つ伝統校。
部活動加入率も同程度。
では、何が違うのか?
違い①:SSHの有無
最も大きな違いは、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定があるかどうかです。
前女:SSH指定校
前橋女子高校は、平成25年度から文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されています。
SSHとは、将来の科学技術人材を育てるために、大学や研究機関と連携した先進的な理数教育を行う取り組み。
前女は、理系教育に力を入れている学校です。
高女:SSH指定なし
高崎女子高校は、SSH指定を受けていません。
ただし、これは「理系に弱い」という意味ではありません。
高女は、文系・理系どちらにも偏らない、バランスの取れた教育を行っています。
つまり…
| タイプ | おすすめ |
|---|---|
| 理系志望が明確な人 | 前女(SSH指定で理数教育が充実) |
| まだ文理が決まっていない人 | どちらでもOK |
| 文系志望の人 | どちらでもOK(高女の方がやや文系寄りという声も) |
違い②:進学実績
次に、大学進学実績を比較してみましょう。
国公立大学合格者数
| 年度 | 前女 | 高女 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 約100名以上 | 約100名以上 |
どちらも国公立大学への合格者を多数輩出しています。
群馬大学、高崎経済大学、埼玉大学などの地元国公立大学への進学者が多いのが共通点。
私立大学合格実績(2024年度・前女)
| 大学群 | 合格者数 |
|---|---|
| 明治大学 | 61名 |
| 東洋大学 | 43名 |
| 中央大学 | 41名 |
前女は、GMARCHへの合格者も多数。
私立大学合格実績(高女)
高女も、GMARCHを中心に私立大学への合格者を多数輩出しています。
進学実績は、ほぼ互角と言っていいでしょう。
つまり…
進学実績だけで選ぶなら、どちらを選んでも大差ない。
どちらに行っても、本人の努力次第で難関大学に合格できます。
違い③:校風・雰囲気
数字では見えない「校風」の違いも重要です。
前女の校風
・理系色が強い(SSH指定の影響)
・真面目でコツコツ型が多い
・前橋市内からの通学者が多い
・新体操部・ダンス部が有名
高女の校風
・自主性を重んじる(学生自治の伝統)
・バランス型が多い
・高崎市内からの通学者が多い
・山岳部が全国レベル
・作家・阿部智里さん(八咫烏シリーズ)の出身校
つまり…
| タイプ | おすすめ |
|---|---|
| 理系志望で、コツコツ勉強したい人 | 前女 |
| 自分で考えて行動したい人 | 高女 |
| 前橋市在住 | 前女(通学が楽) |
| 高崎市在住 | 高女(通学が楽) |
違い④:通学圏
意外と大事なのが、通学のしやすさです。
前女
・最寄駅:JR前橋駅(徒歩10分)
・前橋市、伊勢崎市、渋川市方面からの通学者が多い
高女
・最寄駅:JR高崎問屋町駅(徒歩10分)
・高崎市、安中市、藤岡市方面からの通学者が多い
つまり…
住んでいる場所によって、どちらが通いやすいかが決まる。
3年間、毎日通うことを考えると、通学時間は短い方がいい。
通学時間が短ければ、その分、勉強や部活に時間を使えます。
「どっちがいい?」の答え
ここまで比較してきましたが、結論を言います。
前女がおすすめな人
✓ 理系志望が明確(SSH指定で理数教育が充実)
✓ 前橋市・伊勢崎市・渋川市方面に住んでいる
✓ コツコツ真面目に勉強したい
高女がおすすめな人
✓ 文系・理系どちらも視野に入れている
✓ 高崎市・安中市・藤岡市方面に住んでいる
✓ 自主性を大事にしたい
どちらでもOKな人
✓ 偏差値・進学実績だけで選びたい(ほぼ互角)
✓ 通学時間がどちらも同じくらい
✓ まだ将来の方向性が決まっていない
正直、どちらを選んでも間違いではない
ここまで比較してきましたが、正直に言います。
前女も高女も、どちらを選んでも間違いではありません。
どちらも群馬県トップレベルの進学校。
どちらに行っても、本人が頑張れば難関大学に合格できます。
大事なのは、「どっちに行くか」ではなく、「入ってから何をするか」です。
ただし、合格しなければ意味がない
「どっちがいいか」を考える前に、まず合格しなければ意味がありません。
前女も高女も、偏差値67〜68。
群馬県の公立高校の中では、トップレベルの難易度です。
しっかりと準備をしなければ、合格できません。
前女・高女に合格するために必要なこと
前女・高女に合格するためには、以下のことが必要です。
①内申点を確保する
オール4以上(内申点36以上)が目安。
できれば40近くあると安心です。
②群馬県統一テストで偏差値65以上
群馬県統一テストで、安定して偏差値65以上を取れるようにする。
③記述問題で点を取る
国語・社会・理科の記述問題で、しっかり点を取れるようにする。
記述問題は、対策しているかどうかで大きな差がつきます。
④国語力を鍛える
前女・高女の入試では、国語力が重要。
国語ができれば、社会・理科の記述問題も解ける。
国語は、すべての教科の土台です。
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