塾長ブログ
入試まであとわずか。国語で「あと10点」を取るために、この冬やるべきこと
群馬県の私立高校入試、そして公立高校入試が近づいてきました。
私立入試はもうすぐそこ。 公立入試まで約2ヶ月。
受験前にじっくり勉強できる時間は、この冬休みが最後です。
国語は「今さらやっても変わらない」と思われがちな教科です。
でも、それは間違いです。
確かに、読解力そのものを短期間で劇的に上げることは難しい。でも、入試の国語で点数を取る方法を身につけることは、この1ヶ月でも十分可能です。
国語の入試問題には、明確なパターンがあります。 選択肢問題には、選び方のコツがあります。 記述問題には、点がもらえる書き方があります。
これを知っているか知らないかで、10点、20点と差がつきます。
この冬、中3生にやってほしいことをお伝えします。
まず、過去問を「解く」のではなく「分析する」こと。
何となく解いて、何となく答え合わせをして終わり。これでは過去問を使う意味がありません。
時間を計って解く。本番と同じ50分で解いてみてください。時間内に終わらなかった場合、どこに時間をかけすぎたのか振り返る。出題傾向を確認する。毎年どんな文章が出ているのか、記述は何問あるのか、古典の配点はどれくらいか。
そして最も大事なのが、間違えた問題の徹底分析です。
なぜその選択肢を選んでしまったのか。正解の根拠は本文のどこにあったのか。記述で減点された理由は何か。ここを曖昧にしたまま次の過去問に進んでも、同じ間違いを繰り返すだけです。
次に、漢字・語彙・文法を毎日やること。
国語の入試で、漢字や文法は確実に出題されます。そしてここは、やれば必ず取れる問題です。
読解問題で悩む前に、まず確実に取れる問題を取る。これが入試の鉄則です。
1日15分でいい。漢字の読み書き、語句の意味、文法事項を毎日コツコツ確認してください。入試当日、「この漢字、見たことあるのに思い出せない」という後悔を絶対にしないために。
そして、塾や講習に通っている人へ。
授業を受けただけで満足していませんか?
国語は特に、授業で「わかった」と感じても、自分で解いてみると「できない」ことが多い教科です。授業で学んだ解き方を、自分一人で使えるかどうか。これは自分で問題を解かないと確認できません。
冬期講習の授業がある日も、家で過去問や問題集に取り組む時間を必ず作ってください。授業で習った解法を、自分の手で試してみてください。
冬休みは誘惑だらけです。
クリスマス、年末年始、友達との予定。 受験生でも、少しくらい息抜きしたい気持ちはわかります。
ただ、「勉強しない日」を作らないでください。
イベントがあっても、その日のどこかで必ず机に向かう。毎日続けることで、入試本番まで感覚を切らさない。1日サボると、取り戻すのに3日かかります。
国語は、最後まで点数が伸びる教科です。
正しいやり方で、正しい量をこなせば、入試直前でも確実に上がります。
この冬、本気で取り組んでください。 あと10点、あと20点。必ず積み上げられます。
春、志望校に合格した自分をイメージして。 残りの時間を全力で使い切ってください。
