合格戦略ブログ
国語が得意な子は、音読が違う。28年間教えてきて気づいたこと
授業中に文章を音読してもらうことがあります。
上手に読める子と、そうでない子がいます。つっかかる、変なところで切る、漢字が読めない、声が極端に小さい。こういったケースは珍しくありません。
でも不思議なことに、音読がスラスラできる子は、国語の力も高い傾向があります。28年間生徒を見てきて、これはほぼ例外がありません。
音読は「声を出すだけ」ではない
音読がうまくできないのは、練習不足だけが原因ではありません。
音読するためには、その文章の漢字が読めていること、単語や語句の意味がわかっていること、文章のまとまりが理解できていること、これらがすべて必要です。どれか一つが欠けると、おかしな読み方になってしまいます。
つまり音読がスラスラできるということは、その文章をきちんと理解できているということです。音読は「声に出す作業」ではなく、「理解度を測るバロメーター」でもあります。
幼少期の「外遊び」が国語力の土台になる
少し話が広がりますが、音読力の根っこには幼少期の経験があると感じています。
外で思いっきり友達と遊ぶ。コミュニケーションの中でたくさんの言葉を覚える。お腹から大きな声を出す。こういった経験が、語彙力と発声の土台を作ります。
勉強ばかりしていて外遊びが少なかった子が、音読でつまずくケースは実際に多い。遊びの中で身につく力は、勉強では補いにくいものがあります。
とはいえ「幼少期に外遊びが少なかったからあきらめてください」ということでは当然ありません。今からでも十分に鍛えられます。
私自身の話をすると
中学生のとき、英語の勉強はほぼ音読だけでした。
自分の部屋で音読するのですが、別の部屋にいる家族にも聞こえるくらいの声で読んでいました。最初は家族に驚かれましたが、それでもお構いなしに続けました。国語も同じようにやっていました。
今振り返ると、あの習慣が国語力の土台を作ってくれたと思っています。自分の声を自分の耳でしっかり聞きながら読む。これが音読の本質です。小さな声でぼそぼそと読んでいても、効果は半減します。
定期テストでの音読の使い方
音読は特に定期テストに効果があります。
試験範囲が発表されたら、その範囲の文章を毎日音読する。100回は難しくても、20回くらい繰り返せば文章が頭に入ってきます。「そんなことで点数が上がるのか」と思うかもしれませんが、やってみると違いは歴然です。
特に古文は音読との相性が抜群です。古文が苦手な生徒のほとんどは、古文を声に出して読んだことがありません。読めないから意味もわからない、意味がわからないからますます読めない、という悪循環に入っています。古文は音読を繰り返すだけで、得点が劇的に変わることがあります。
語彙力を育てることも忘れずに
音読をしているとき、意味がわからない言葉が出てきたらそのままにしないでください。
意味がわかってはじめて、文章のまとまりとして理解できるからです。最近は辞書を引く習慣がほぼなくなってきていますが、語彙力は国語だけでなく全教科に、そして生涯にわたって使い続けられる力です。知らない言葉に出会ったときに自分で調べる習慣は、早めにつけておくことをおすすめします。
高崎国語塾彩では
授業中、特に小学生は音読をしてもらっています。大きな声で、自分の耳に届くように読む。最初はつっかかっても、繰り返すうちにリズムが生まれてきます。
音読がスラスラできるようになってきたとき、その子の国語力が上がっていることが多い。28年間見てきた実感です。
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