合格戦略ブログ
定期テストが終わった今こそ、国語の解き直しをしてほしい理由
高校生のお子さんをお持ちの保護者の方から、この時期によくいただくご相談があります。
「テストが返ってきたのですが、国語をこのままにしていて大丈夫でしょうか」
数学や英語は、返却後に解き直しをするご家庭も多いと思います。
ですが国語になると、点数だけ見て終わってしまうことが少なくありません。
特に高校の国語は、中学までの国語とは違います。
評論文の抽象度も上がりますし、記述の要求も厳しくなります。古文も、何となくでは通用しにくくなります。
だからこそ、定期テストが終わった今のタイミングで、どこでつまずいたのかを見直しておくことに意味があります。
国語は「点数」だけ見ても、次につながりにくい教科です
数学であれば、計算ミスなのか、公式の理解不足なのか、比較的原因が見えやすいです。
英語も、単語・文法・長文のどこで落としたかを整理しやすい教科です。
一方で国語は、点数だけを見ても原因が見えにくいことがあります。
- 選択肢はそこそこ絞れていたのに、最後で外した
- 記述で言いたいことはあったのに、点にならなかった
- 本文は読んだつもりでも、設問の聞き方でずれた
- 古文で単語や文法の曖昧さがそのまま失点になった
こうしたミスは、単に「勉強不足」と片づけてしまうと、次のテストでも繰り返しやすいのです。
高校の国語で見てほしいのは、「どこで落としたか」より「どう落としたか」です
解き直しで大切なのは、丸かバツかだけを見ることではありません。
その答え方に、どんな癖が出ていたのかを見ることです。
たとえば、次のような見方があります。
- 評論文:本文の流れは追えていたか。接続語や対比の構造をきちんと見ていたか。
- 選択肢問題:消すべき選択肢を感覚で残していないか。本文のどこを根拠に選んだか説明できるか。
- 記述問題:設問で聞かれていることにきちんと答えていたか。主語・述語や文のつながりが崩れていないか。
- 古文:単語や助動詞の理解不足なのか、内容把握で止まっているのかを分けて見られているか。
国語は、「何となくそう思った」で解いている部分が残りやすい教科です。
だからこそ、返却後の今、考え方の癖を見つけることが大切です。
国語の解き直しで、実際によくある3つのパターン
1.本文は読んでいるのに、設問に正しく答えられていない
これは高校生でも非常に多いです。内容理解はある程度できていても、「何を聞かれているか」を正確に取れていないために失点します。
2.記述で減点される理由が本人に見えていない
「だいたい合っているはず」と思っていても、本文の根拠が足りなかったり、答えるべき方向がずれていたりします。自分では気づきにくい部分です。
3.古文を“雰囲気”で読んでしまっている
古文は、苦手意識のある子ほど後回しになりやすいです。ですが、定期テストで落とした原因が語彙なのか、文法なのか、読み方なのかを分けて見ないと、次も同じところで止まります。
次の期末に向けて、今やっておきたいこと
定期テストが終わった直後は、次の期末までまだ少し時間があります。
この時期は、やみくもに新しい問題を増やすより、今回の答案を材料にして見直す方が効果的です。
- 間違えた問題を、本文のどこを根拠にすべきだったかまで確認する
- 記述問題は、模範解答と見比べるだけでなく、自分の答えが何を外していたのかを言葉にする
- 古文は、落とした問題を単語・文法・内容理解に分ける
- 「何となく」で選んだ問題がなかったかを振り返る
ここが整理できると、次の期末に向けて何を優先すべきかが見えてきます。
「国語の解き直し」が一人では難しいこともあります
国語は、自分で解き直したつもりでも、結局「何となく理解した」で終わってしまうことがあります。
なぜその選択肢を選んだのか。
なぜその記述になったのか。
どこを根拠にすべきだったのか。
こうした部分は、答案を見ながら整理しないと、本人の中で曖昧なまま残ることがあります。
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