合格戦略ブログ
農大二中の入試で国語が合否を分ける──説明会で見えた、国語得点の実態
東京農業大学第二高校中等部の塾対象説明会に参加してきました。
入試問題の構成や得点データなど、ホームページだけでは見えてこない情報を直接聞けるこの機会は、毎年楽しみにしています。
今回もいくつか「なるほど」と思う話があり、特に国語に関しては、農大二中を目指すご家庭にぜひ知っておいてほしいことがありました。
今日はその内容をまとめてお伝えします。
農大二中はどんな学校か
東京農業大学第二高校中等部(以下、農大二中)は、高崎市にある私立の中高一貫校です。
教育の柱として掲げているのが、「語学・グローバル教育」「ICT・プログラミング教育」「理科教育」の3つ。英語や理科・情報分野に力を入れており、探究的な学びを重視した特色ある授業が展開されています。
中高一貫校ならではの強みは、6年間を見通した授業時間数の確保です。高校受験がない分、じっくりと深い学びに時間を使えます。大学受験を見据えた長期的な学力の底上げを考えているご家庭には、魅力的な選択肢の一つです。
入試問題の構成──奇問・難問はない
入試問題の国語は、説明的文章・物語的文章・語彙の3分野で構成されています。
聞いてまず思ったのは、「非常にオーソドックスな構成だ」ということです。奇をてらった問題や、特別な知識が必要な難問はありません。
説明的文章では筆者の主張と根拠を正確に読み取る力、物語的文章では登場人物の心情と場面の変化を追う力、語彙では文脈に合った言葉の意味を問う力。これらはいずれも、国語の読解において基本中の基本です。
裏を返せば、「読み方のルールをしっかり身につけておけば、十分に得点できる問題」ということになります。特別な受験テクニックより、読解の基礎が問われる入試です。
国語の平均点が高い──つまり、落とせない
説明会で特に印象的だったのが、国語の得点データです。
受験者全体の国語平均点は70点を超えており、合格者に絞ると平均が80点を上回っています。
この数字が何を意味するかというと、「国語で差をつけることは難しい」ということです。受験生全体がすでに高い水準で得点してくる。つまり、国語で大きく稼ごうとするより、落とさないことが最優先になります。
合格者の多くが80点以上を取っているということは、合格ラインに乗るためには国語でしっかり得点しておくことが前提になる、ということです。ここで大きく崩れると、他の教科でカバーするのが難しくなります。
一方、算数は国語とは対照的に平均点が低い傾向があります。算数で差がつきやすい分、国語は「当たり前に取れていること」が合否の土台になっています。
国語で「落とさない」ために必要なこと
問題構成がオーソドックスである以上、必要なのも基本的な読み方の型です。
説明的文章なら──
筆者が何を主張しているか、その根拠はどこに書かれているかを正確に押さえる読み方。段落ごとの役割を意識しながら読むことで、設問への対応がスムーズになります。
物語的文章なら──
登場人物の気持ちを「なんとなく」でなく、本文の言葉を根拠にして読み取る練習。心情の変化がどの場面で起きているかを追えるようになると、選択肢の絞り方が変わります。
語彙なら──
単語の意味を単体で覚えるより、文脈の中でどう使われているかを読む練習が有効です。日頃の読解練習の中で自然と積み上がっていきます。
いずれも「特別な対策」ではなく、日常的な読解練習の延長です。早い段階から読み方の型を身につけて読む習慣をつくっておくことが、もっとも効率的な入試対策になります。
国語専門塾としてお伝えしたいこと
農大二中の入試は、難問で差がつく試験ではありません。読み方の基礎が身についているかどうか、それが問われる試験です。
だからこそ、「なんとなく読んでいる」状態のまま本番を迎えることが、いちばんもったいない。特に国語は「もともとできる教科だから大丈夫」と後回しにされやすいのですが、合格者が80点以上を平均で取ってくる試験では、その油断が致命的になります。
高崎国語塾 彩では、説明的文章・物語的文章それぞれの読み方ルールを丁寧に整えながら、本文に根拠を持って答えを選ぶ力を積み上げていきます。農大二中を目指している小学生の方、ぜひ一度ご相談ください。
高崎国語塾 彩(いろどり)
対象:小学4年生〜高校3年生(国語専門/1クラス4名まで)
高崎(水・土)/前橋(火・木)
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