合格戦略ブログ
なぜ私は、“なんとなく”を許さないのか。──国語専門塾の塾長が、毎回「なぜその答えにしたの?」と聞く理由
高崎国語塾 彩の授業には、私が必ず生徒に投げかける問いがあります。それは、問題を解いたあとの「なぜ、その答えにしたの?」という一言です。正解でも、不正解でも、必ず聞きます。
今日は、私がこの問いをやめない理由——なぜ“なんとなく”を許さないのかを、お話しさせてください。
「なんとなく」「〜な気がする」が返ってくる
読み方をしっかり指導していても、生徒に理由を尋ねると、こんな答えが返ってくることがあります。
「なんとなく、これかなと思って」
「なんか、これっぽい気がして」
本人は、しっかり読んだつもりでいます。実際、まじめに読んでいる子ほど、そう答えます。ところが、特に選択肢の問題になると、この“なんとなく”が顔を出すのです。読解のルールを学んでいても、最後の選択の場面で、根拠ではなく感覚に頼ってしまう。これは、多くの生徒に共通して起こることです。
“なんとなく”を続ける限り、自信も正解も遠ざかる
なぜ、私はこれを見過ごさないのか。理由は、はっきりしています。“なんとなく”で解いている限り、二つのものが手に入らないからです。
一つは、自信です。根拠なく選んだ答えは、たとえ正解でも「合っていた」だけで「解けた」ことにはなりません。次に同じ問題が出ても、また当てずっぽうになる。自分の答えに胸を張れないのです。
もう一つは、正解そのものです。感覚で選べば、当然間違える可能性が高くなります。
とくに、二択で迷ったとき。根拠を持たない子は「こっちも合っている気がする」と揺れて最後の一択を外してしまう。“なんとなく”はいちばん大事な場面で裏切るのです。
だから私は、正解しても「なんとなく」で選んだのならそこを見過ごしません。逆に間違えていても「本文のここを根拠にこう考えた」と筋道を立てて答えられたなら、それはしっかり評価します。
大事なのは当たったかどうかではなく根拠をもって選べたかどうかだからです。
目指すのは「これしかない」と言い切れる状態
ではどうすればいいのか。答えはシンプルです。「ここと、ここにこう書いてあるからこれだ」と本文の根拠をきっちり指し示せるようにする。それだけです。
彩で、筆者の主張をとらえる練習を繰り返しているのは、まさにこのためです。
文章全体で筆者が何を言いたいのかをつかめれば、選択肢を選ぶときも記述で答えるときも拠って立つ軸ができます。
その軸があれば「なんとなく」で揺れることはありません。「答えはこれしかない」と自信をもって言い切れる。私が生徒に届けたいのはこの状態です。
“なんとなく”読める子はたくさんいます。でも“なんとなく”のままでは、上位で戦う武器にはなりません。根拠をもって読み、根拠をもって答える。この一手間を面倒がらずに積み重ねた子が最後に強い。28年間、国語だけを見続けてきて、これは確信に変わっています。
お子さんは「なぜ?」に答えられますか
ご家庭でも試していただけることがあります。お子さんが問題を解いたら、正解・不正解にかかわらず「どうして、その答えにしたの?」と一度聞いてみてください。「なんとなく」と返ってきたら、それは伸びしろのサインです。責める必要はありません。まだ“根拠をもって読む”を習っていないだけなのですから。
彩では、その「なぜ?」に、お子さん自身が胸を張って答えられるようになるまで一問ずつ一緒に確かめていきます。
“なんとなく”を“これしかない”に変える。その練習を、私たちにお手伝いさせてください。
まずは体験授業(国語力診断)でお子さんの今の読み方を見せてください。
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