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合格戦略ブログ

2026-07-22 15:28:00

「汚職って、何ですか?」──国語は、読み方のルールの手前でつまずいている

先日の授業でのことです。現代文の問題を解いている最中に、生徒からこう聞かれました。

「これって、どういう意味ですか?」

指さしていたのは、「汚職」という言葉でした。汚職って何ですか、と。同じ日には、四字熟語でわからないものも出てきました。

私は、この一言を大切にしています。ここでつまずいているなら、読み方のルールを教えても、意味がないからです。今日は、読解の手前にある土台の話をします。中学生の例を挙げましたが、これは小学生から高校生まで、すべての学年に共通することです。

 

言葉の意味がわからなければ文章は読めません

彩では、読み方のルールを指導しています。どこに線を引くのか。何を根拠に答えるのか。この型を身につければ、初めての文章でも解けるようになります。

ただし、これには前提があります。そこに書かれている言葉の意味が、頭に入っていることです。「汚職」がわからなければ、その段落で何が問題になっているのかがつかめません。四字熟語が読み飛ばされれば、筆者の言いたいことが半分しか届きません。こうなると、もう読み方のルール以前の問題です。文章の意味そのものが、わからなくなってしまいます。

だから私は、語彙力を軽く見ません。語彙は、読解を支える土台です。ここが薄いままだと、どれだけ解き方を学んでも、点数は伸び切りません。

 

古文でもまったく同じことが起きています

これは現代文だけの話ではありません。古文でも、同じつまずき方をします。

たとえば「桜の散らんは……」という一文。ここを「桜が咲かない」と否定の意味で読んでしまう生徒がとても多いのです。「ん」を見た瞬間に、打ち消しだと思い込んでしまうのでしょう。

けれども、助動詞の「む(ん)」に否定の意味はありません。ここを知らないまま読むと文の意味が正反対になります。本文を丁寧に読んでも、出発点で逆に取っていれば答えは合いません。これも、読解以前のところで起きているつまずきです。

 

覚えるべきものはしっかり頭に入れる

漢字、語句、四字熟語、文法、古文の表現や語句。こうした知識事項は地味です。派手な伸びも感じにくい。だから後回しにされがちです。

でも、ここを飛ばすと、その先で必ず行き詰まります。読解のルールは、知識という土台の上に成り立っています。覚えるべきものを、しっかり頭に入れる。遠回りに見えて、これがいちばん確実な道です。

 

語彙は、「文章の中で」覚えてください

最後に、覚え方について大切なことをお伝えします。よく、単語帳の言葉を丸暗記しようとする子がいます。でも、それだけではなかなか身につきません。

語彙は、ただの単語ではありません。文章の中でどう使われているか。前後にどんな言葉が来るか。そこまで含めて覚えないと、いつまでたっても使えるようになりません。意味を暗記しただけの言葉は、実際の文章の中で出会ったときにすっと出てこないのです。

だから彩では、読解の授業の中で語彙を扱います。文章を読みながら、出てきた言葉をその場で確かめる。使われ方ごと、頭に入れてもらう。時間はかかりますが、この積み重ねが、いちばん確かな力になります。

「うちの子、言葉を知らないかもしれない」。そう感じたら、一度ご相談ください。まずは体験授業で、今の読み方を見せてください。どこでつまずいているのかを、具体的にお伝えします。

 

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