合格戦略ブログ
塾の体験授業に親がついていくのはおかしいですか
体験授業が終わったあと、お母さまがこうおっしゃいました。
「国語って、こういうふうに教えるんですね」
この言葉は、もう何十回と聞いています。
同席されなかったのは3回だけ
国語だけを教える塾を始めてから、高崎国語塾彩の体験授業で保護者が同席されなかったケースは3回しかありません。しかもそのうち1回は席の都合でこちらから遠慮をお願いしたものです。実質2回です。
「ご一緒にご覧いただいて構いません」とはお伝えしています。ただ、こちらが勧めたから来られるという感じではありません。最初から当たり前のようにお二人でいらっしゃいます。
以前はまったく逆でした
過去に五教科の集団指導と自立型指導の塾をやっていたころは、体験に保護者が同席されることはほとんどありませんでした。子どもだけで来て、子どもだけで帰る。それが普通でした。
「授業はいつ見に来ていただいても構いません」という案内は当時から出していました。それでも実際に来られる方は数えるほどです。見られて困ることは何ひとつありませんから、来ていただけるならありがたかったのですが。
同じ人間が同じ姿勢でやっていて、これだけ違います。理由は国語という教科の側にあると思っています。
算数は想像がつく。国語は想像がつかない
算数の授業なら、保護者の方の頭の中にも映像があります。黒板に式が並び、先生が解き方を説明する。あの光景です。英語も似たようなものでしょう。
ところが国語だけは思い出せない。文章を読んで、問題を解いて、答え合わせをした。その記憶しか残っていないという方が本当に多いのです。だから見たい。当然だと思います。私が保護者の立場でも見たいです。
塾は、中が見えません
習い事の中で、塾ほど中身の見えないものも珍しいと思います。判断材料はホームページと合格実績、あとは子どもが帰ってきて話す断片くらいです。それだけで決めるのはかなり無理があります。
どんな人間が、どんな声で、どんな順番で教えるのか。子どもが詰まったときにどれくらい待つのか。どこで手を貸して、どこで貸さないのか。同席していただければ、60分で全部わかります。合う合わないの判断は、そのあとでいいと思っています。
こちらにも利点があります。授業の前後に少しお話しできる時間ができるからです。ご家庭が何を望んでいて、何に困っていて、どこに不安があるのか。書類のアンケートよりも、その数分のほうがよほど正確です。
正直に書くと、デメリットもあります
ひとつめは、お子さんの側の話です。
親がいると変に意識します。緊張します。本来の自分を出さない子もいます。そして何より頼ります。答えを言う前に、ちらりと横を見る。「これでいい?」という顔をする。この動きが出る子は少なくありません。
通常授業が始まれば教室に保護者はいません。だとすれば体験も同じ条件のほうが、本当の姿は見えるはずです。理屈のうえではそうなります。
ところが、その動きこそが情報でした
答える前に親の顔を見る子は、記述問題でもまったく同じことをします。自分で書いた答えを自分で信じきれない。「これで合っていますか」と外に確認を求める。読み取れていないのではありません。決めきれないのです。
国語で点が伸びない子の中に、この型はかなりの割合でいます。そして厄介なことに、答案だけを見ていても見つかりません。丸かバツかしか残らないからです。
横に保護者がいるからこそ、その一瞬が表に出ます。デメリットだと思っていたものが、一番早く課題を教えてくれる材料でした。
もうひとつは、書くかどうか迷いました
それでも書いておきます。同席されると、保護者の方の感覚だけで結論が出てしまうことがあるのです。
授業を受けるのはお子さんです。保護者ではありません。それなのに、お子さん自身が「これはよくわかる」「ここならやっていけそう」と感じていても、保護者の方が合わないと判断された時点で話が終わることがあります。
逆もあります。保護者の方がすっかり気に入られても、お子さんの顔が晴れないことがある。この場合はたいてい続きません。
うちに来てくださいという話ではありません。ほかの塾を見学されるときにも、同じことが起きます。
お願いは2つだけです
ひとつめ。授業中は答えを教えないでください。助け舟も出さないでください。困った顔をしていても、そのまま黙って見ていてください。その60分で私が見たいのは、お子さんが一人でどこまでいけるかです。そこが分かれば、次からの一手が決まります。
ふたつめ。帰り道で、お子さんの感想を先に聞いてください。「どうだった?」だと子どもは「ふつう」としか言いません。「話はわかりやすかった?」「またやってみたい?」くらい具体的に聞くと、ちゃんと答えます。
そのうえで決めていただければ、それが一番いい形だと思っています。月謝を出すのも送り迎えをするのも保護者の方です。決めるのは保護者の方で構いません。順番だけの話です。
夏休みの今は、少し落ち着いています
体験授業は無料です。時間は60分。水曜と土曜は高崎にて、火曜と木曜は前橋にて行っています。夏期講習と重ならない通常授業の時間帯であれば、比較的お取りしやすい時期です。
ご一緒に来られるかどうかは、当日決めていただいて構いません。LINEでもお問い合わせフォームでも、どちらからでもお待ちしています。
高崎国語塾 彩
前橋にて:火曜・木曜 / 高崎にて:水曜・土曜(小学生〜高校生/中学受験・大学受験・小論文にも対応)
国語専門・1クラス4名・指導歴28年の塾長が全員を直接指導します。他塾との併用も歓迎です。
