合格戦略ブログ
あえて、すぐには教えません──国語塾が「考える時間」を見守る理由
授業中のある光景の話をします。
記述や要約の問題に、生徒が取り組んでいるときのことです。私はそのそばであえて声をかけずにじっと見守っています。今日は、なぜすぐに教えないのか。その理由をお話しします。
書いては消し、読み直し、また直す
彩では、記述も要約も選択式の問題も、なんとなくやあやふやなままでは解かせません。問題の文章と問われていることを一つ一つ確認しながら進めます。だから、当然時間がかかります。
そのとき、生徒の様子を見ていると実におもしろいのです。書いては消し、書き終わって読み返し不自然なら直す。書いている途中で「違うな」と気づいて書き直す。手も、頭も、フル回転しています。うんうん唸りながら答えにたどり着こうとしている。この姿を見ていると、脳がいちばん活発に働いているのが伝わってきます。
この「試行錯誤」こそが学びです
試行錯誤しているまさにこの時間。ここにいちばん大切な学びがあると私は考えています。だから、こういうときはできる限り最後まで声をかけません。じっと見守ります。
「それは違うよ」と言うのは簡単です。「こう書けばいいよ」とアドバイスするのも簡単です。でも、それでは意味がないのです。先に答えを渡してしまえば、その子が自分で考えるいちばん大事な時間を奪ってしまうことになります。間違えながら、迷いながら、自分の頭で答えを探す。その過程こそが力になるのです。
正解より「自分で根拠を持てること」
もし、その子の答えが間違っていたとしても、私はあわてません。大事なのは正解かどうかより「自分は、本文のここを根拠にこう考えた」と理由を言えることだからです。
根拠を持って考えた答えなら、たとえ間違っていても次につながります。どこで考えがずれたのかを一緒に確認できるからです。でも、なんとなく当てた正解には何も残りません。間違えながらの試行錯誤は正解を教わること以上に重要な学びなのです。
自分で答えにたどり着く練習を
「塾に行けば、答えを教えてもらえる」。そう思われることがあります。でも、彩が本当に大切にしているのは少し違います。答えを教わることではなく、自分の力で答えにたどり着けるようになることです。
今の子どもたちは、自分で考え自分で答えを見つける、その練習が足りていないように感じます。だからこそ彩では、考える時間を何より大切にしています。すぐに答えを与えず、見守る。遠回りに見えるかもしれません。でも、この時間こそが本当の国語の力を育てると28年の指導の中で確信しています。
「うちの子に自分で考える力をつけてほしい」。「答えを覚えるだけの勉強から抜け出させたい」。もし、そうお考えでしたら一度、彩の授業を見にいらしてください。お子さんが自分の頭で考える時間を大切にします。
高崎国語塾 彩
前橋にて:火曜・木曜 / 高崎にて:水曜・土曜(小学生〜高校生/中学受験・大学受験・小論文にも対応)
国語専門・1クラス4名までの超少人数・指導歴28年の塾長が全員を直接指導します。他塾との併用も歓迎です。
