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高崎まつりと言葉のこと──「楽しかった」のその先へ
8月最後の日曜日になりました。先日は、高崎まつりでしたね。実は私、毎年高崎まつりに足を運んでいます。花火の土曜日ではなく日曜日のほうへ。今日は、そんな少しやわらかい話から言葉のことを書いてみます。
私のひそかな楽しみ
高崎まつりといえば、勇壮な山車や、神輿、そして巨大なだるま神輿も見どころです。どれも迫力があって素晴らしい。阿波踊りや太鼓などのイベントも盛り上がりますね。でも、私が毎年いちばん楽しみにしているのは、実は、別のところにあります。
おもてなし広場で行われる、タケオ・リアル&タカサキシティバンドの皆さんを中心に行われるイベントです。中でも、「上州タカサキオンド」が私は大好きなのです。あの踊りも歌もどちらもいい。毎年、あれを聴くと、あぁ夏だなあ、と思います。地元のお祭りには、その土地ならではの心を動かすものがあります。
お祭りには面白い言葉がたくさん
ところで、お祭りには普段あまり使わない面白い言葉がたくさんあることにお気づきでしょうか。国語の人間なので、ついそういうところに目が行ってしまいます。
「山車」は、なぜ「だし」と読むのでしょう。「神輿(みこし)」「囃子(はやし)」「半纏(はんてん)」。そして、私の好きな「音頭(おんど)」。どれも日常ではなかなか出てこない言葉です。でも、日本の文化に深く根ざした豊かな言葉たちです。こういう言葉に「なんでだろう」と興味を持つこと。それ自体が、実は国語のいちばんの入り口なのです。
「楽しかった」のその先へ
そして、もう一つ。お祭りは言葉を育てるいい機会でもあります。お子さんに「お祭りどうだった?」と聞くと多くの子がこう答えます。「楽しかった」。
もちろん、それでいいのです。でも、そこからもう一歩。「何が楽しかった?」「どの場面がいちばん心に残った?」と聞いてみてください。すると、子どもは一生懸命思い出して言葉を探し始めます。この「楽しかった」をもっと具体的な言葉にしていく力。これこそが国語の力であり、作文や自分の考えを伝える力の土台になります。
「うちの子、作文が苦手で」「感想を聞いても、楽しかったしか言わなくて」。そんなお悩みをよくいただきます。でも、それは当たり前のこと。「楽しかった」の先を言葉にする練習をまだしていないだけなのです。その練習は日々の会話からでも始められます。
生きた体験を豊かな言葉にしていく。言葉に興味を持つ。この二つが国語の力を根っこから育てます。お祭りのような心が動く体験は、そのまたとない機会です。この夏の思い出をぜひ、お子さんと言葉にしてみてください。
夏も、もうすぐ終わり。2学期が始まります。もし、お子さんの「言葉の力」や「書く力」が気になったら、いつでもご相談ください。彩は、言葉の力を根っこから育てる塾です。
高崎国語塾 彩
前橋にて:火曜・木曜 / 高崎にて:水曜・土曜(小学4年生〜高校生/中学受験・大学受験・小論文にも対応。小学3年生以下はご相談ください)
国語専門・1クラス4名までの超少人数・指導歴28年の塾長が全員を直接指導します。他塾との併用も歓迎です。
