合格戦略ブログ
語彙力は問題集より家庭の会話で育つ|小学生に効く「しりとり」や「かるた」
書店に行くと語彙力を伸ばすための問題集がたくさん並んでいます。小学生向けのものも数えきれないほどあります。
もちろん問題集に取り組むことには意味があります。ただ「やったはずなのになかなか覚えられない」「覚えてもすぐ忘れてしまう」。そんな声もよく聞きます。今日はご家庭でできる語彙の増やし方をお伝えします。
問題集の言葉が身につきにくい理由
問題集で覚えた言葉がなかなか定着しないのには理由があります。問題集での学習は一方通行で受け身になりやすいのです。
読んで意味を確認して問題を解く。それで終わってしまうと自分からその言葉を使う場面がありません。使わない言葉は記憶に残りにくい。だから覚えたつもりでも忘れてしまうのです。
いちばん効くのは家庭の中の言葉のやり取り
では語彙を増やすのに何が最も効果があるのか。私は家庭の中で多くの言葉をやり取りする場面だと考えています。
ポイントは子ども向けの会話ではなく大人の会話であることです。お子さんに話しかけるとき無意識にやさしい言葉に言いかえていませんか。もちろんそれも大切ですがときには難しい言葉が普通に出てくる大人どうしの会話をお子さんの前でしてみてください。
子どもはわからない言葉があってもその場の状況や話の流れから「たぶんこういう意味なのかな」と考えます。最初は正確にわからなくてもかまいません。使われている場面と一緒に言葉に出会うことに意味があるのです。何度か出会ううちにその言葉は自然と自分のものになっていきます。
語彙は遊びと読書から育つ
語彙はもともと遊びや読書の中で育っていくものです。問題集に取り組んで増やそうとしなくても遊びの中で出会った言葉のほうがよっぽど身につきます。
勉強は楽しんでやるほど勝手に身につきます。そして楽しいことは子ども自身がやりたがる。つまり自分から言葉に向かう能動的な学びになるのです。
おすすめは「しりとり」
私がいちばんおすすめしたいのは「しりとり」です。道具も要らず車の中でも食事のときでもすぐにできます。
普通のしりとりでもいいのですが条件をつけるとぐっと効果が上がります。
条件つきしりとりの例
・動物の名前だけ
・食べものだけ
・4文字の言葉だけ
条件があると使える言葉が一気に限られます。だから子どもは知っている言葉を一生懸命に探し頭をフル回転させます。
そしてもう一つのコツが親がわざと難しい言葉を使うことです。お子さんが知らない言葉を出してみて「それ何?」と聞いてくれたらしめたもの。そこで意味を教えれば言葉が一つ増えます。自分から聞いた言葉はただ覚えた言葉よりずっと記憶に残ります。
かるたも語彙を増やす遊び
遊びならかるたもおすすめです。最近は慣用句かるた・ことわざかるた・都道府県かるたなどいろいろな種類があります。
言葉だけでなく語句の知識が増えたり社会の勉強に役立ったりするものもあります。それでも本人は勉強している感覚ではなく遊んでいる感覚です。特に小学生にはぴったりです。
大切なのは「へぇ」を増やすこと
しりとりもかるたも勝ち負けがあります。競い合うこと自体はもちろんあっていい。でもいちばん大切なのは「へぇ、そんな言葉があるんだ」を増やすことです。
知らなかった言葉に出会って「へぇ」と思う。その小さな驚きの積み重ねが語彙を育てます。
語彙の問題集に取り組んでもなかなか成果が出ないと感じているなら早速こうした遊びを取り入れてみてください。家族の会話も少しだけお子さんに合わせるのをやめて普通の会話をしてみる。そして「それって何?」を増やしていく。言葉は日常から学び増やしていくものです。
語彙は文章を読むための土台です。知らない言葉が一つあるだけで文章は正しく読めなくなります。高崎国語塾 彩では読み方とともに語彙と文法の土台を大切にしています。お子さんの国語のことで気になることがあればお気軽にご相談ください。
高崎国語塾 彩
前橋にて:火曜・木曜 / 高崎にて:水曜・土曜(小学生〜高校生/中学受験・大学受験・小論文にも対応)
国語専門・1クラス4名までの超少人数・指導歴28年の塾長が全員を直接指導します。他塾との併用も歓迎です。
