塾長ブログ
【高崎・前橋の保護者必見】国語の読解力アップ!「抽象的」と「具体的」の違いをお子さんに分かりやすく教える方法
夏休み中だからこそ、国語の基礎を固めるチャンス
こんにちは、高崎国語塾彩の塾長、蓮です。
いよいよ夏休みが始まりますね。お子さんの1学期の成績表を見て、「あれ?国語だけ思うような点数が取れていない...」と感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
「国語だけが足を引っ張っている」お子さんが増えています
最近、学習相談でよくお聞きするのが次のようなお悩みです。
数学や理科、社会はそこそこできるのに、国語だけ成績が良くない
・国語の勉強の仕方がわからない
・読解問題になると急に点数が下がる
・文法や語彙の基礎が身についていない気がする
実は、これらの問題には共通点があります。それは「国語の正しい学習方法を知らない」ということです。
夏休み期間も通常通り、学習相談・体験授業を実施中
高崎国語塾彩では、夏休み期間中も通常通りの授業を行っております。「2学期からは国語を何とかしたい」とお考えの方は、まずはお気軽にお問合せください。
まずは現状把握から始めましょう
学習相談では、お子さんの現在の国語力を詳しく分析し、具体的な改善策をご提案いたします。
・どの分野でつまずいているのか
・基礎的な語彙力はどの程度あるか
・文法理解はできているか
・読解のプロセスで何が不足しているか
これらを明確にすることで、効率的な学習計画を立てることができます。
体験授業で指導の実際を確認
学習相談の後、「どんな指導を受けられるのか実際に体験してみたい」という場合は、体験授業もご用意しております。
当塾は少人数制の個別指導で、塾長が全生徒を直接指導いたします。一人ひとりの理解度に合わせて、文法・語彙・読解の各分野を丁寧に指導していきます。
入試で国語を得点源にするために
特に中学3年生や小学6年生の受験生にとって、国語は合否を左右する重要な科目です。
国語は一朝一夕では伸びない科目だと思われがちですが、正しい学習方法を身につければ、他の科目よりも早く結果が出る場合も多くあります。
特に「他の科目はできるのに国語だけが...」というケースでは、基礎を固めることで大幅な得点アップが期待できます。
高崎市・前橋市の小中高校生の皆さんへ
夏休みは、苦手科目を克服する絶好の機会です。2学期が始まってから「もっと早く対策しておけば良かった」と後悔する前に、今こそ行動を起こしませんか。
夏期講習も行っておりますが、まずは当塾がどのような指導を行っているのか、体験授業でご確認いただければと思います。
国語の学習方法がわからない、成績が伸び悩んでいる、入試で国語を得点源にしたい...そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
お問合せは、お問い合わせフォームにて承っております。夏休み中でも学習相談・体験授業のご予約を随時受け付けております。
国語力は全ての学習の基礎となる力です。この夏、お子さんの国語力を一緒に伸ばしていきましょう。
高崎国語塾彩
少人数制個別指導で国語力を確実に向上させます
高崎市・前橋市の小中高校生対象
学習相談・体験授業随時受付中
全国学力テスト結果が物語る「記述力」の深刻な課題
先日発表された2025年度全国学力テストの結果で、中学校国語の記述式問題の正答率が驚きの25.6%という数字を記録しました。
これは昨年度と比較して20.5ポイントも下落し、選択式(64.2%)や短答式(73.8%)との大きな差が明らかになりました。
さらに深刻なのは、文章を読んで「自分の考えとその理由」を書く問題では、無解答率が27.7%にも達したことです。
なぜ記述式問題がこれほど困難なのか
この結果を見て、改めて記述力の重要性を実感しています。
記述式問題が困難な理由は、単に「知識を覚えているか」を問うのではなく、「考えを整理し、論理的に表現する力」を求められるからです。
選択式や短答式であれば、部分的な理解でも正解にたどり着けることがあります。しかし記述式では、以下のような複合的な能力が必要となります:
- 読解力 - 文章の内容を正確に理解する
- 思考力 - 問われていることを的確に把握し、自分なりの考えを持つ
- 表現力 - 考えを相手に分かりやすく伝える文章にまとめる
- 構成力 - 論理的な順序で文章を組み立てる
無解答率の高さが示すもの
特に注目すべきは、約3割の生徒が問題を見て「答えを書かない」という選択をしていることです。
これは単なる「分からない」以上の問題を示しています。
多くの生徒が記述問題に対して「どう書けばよいか分からない」「間違いを恐れて書けない」という心理的な壁を感じているのではないでしょうか。
これは、普段の学習において記述練習の機会が不足していることの表れでもあります。
高崎国語塾彩が大切にしていること
当塾では、この記述力の向上を最重要課題として位置づけています。私たちの指導方針は以下の通りです:
1. 「書く恐怖」を取り除く
まずは「完璧でなくても、とにかく書いてみる」という姿勢を育てます。間違いを恐れずに自分の考えを表現することから始めます。
2. 段階的な指導
いきなり長文を書かせるのではなく、一文から始めて、徐々に文章量を増やしていきます。小さな成功体験を積み重ねることで、記述への自信を培います。
3. 型の習得
「型」を身につけることで、考えを整理しやすくなります。「結論→理由→具体例→まとめ」といった基本的な構成パターンを練習します。
4. 個別フィードバック
一人ひとりの記述に対して、丁寧な添削とアドバイスを行います。「どこが良かったか」「どう改善できるか」を具体的に伝えます。
記述力は一朝一夕では身につかない
今回の学力テスト結果は、記述力の育成がいかに重要で、かつ困難な課題であるかを示しています。しかし、適切な指導と継続的な練習によって、必ず向上させることができる能力でもあります。
記述力は、学力テストだけでなく、高校受験、大学受験、そして社会に出てからも必要とされる「一生もの」の力です。今この時期に記述力の基礎をしっかりと築くことが、お子さまの将来にとって何よりの財産となるでしょう。
保護者の皆様へ
もしお子さまが記述問題を苦手としているなら、それは決して珍しいことではありません。全国的に見ても、多くの中学生が同じ課題を抱えています。
大切なのは、この課題と向き合い、継続的に取り組むことです。
高崎国語塾彩では、一人ひとりの「書く力」を丁寧に育てていきます。
お子さまの国語力向上について、ぜひ一度ご相談ください。
高崎国語塾彩
記述力向上のための専門指導を行っています。
無料体験授業も実施中です。お気軽にお問い合わせください。
高校入試国語|古典(古文・漢文)で確実に得点する3つのポイント
こんにちは、高崎国語塾彩の塾長の蓮です。
「国語の他の分野はそこそこできるのに、古典だけは全然わからない…」 「古文を読んでも、何が書いてあるのかさっぱり理解できない」
このような悩みを抱えている中学生は非常に多いです。実際、当塾にも古典に苦手意識を持つ生徒がたくさん通っています。
しかし、古典は正しいアプローチで学習すれば、必ず得点源にできる分野です。今回は、高校入試で古典を確実に得点するための3つのポイントをお伝えします。
古典が苦手な中学生の共通点
まず、古典が苦手な生徒に共通する問題点を見てみましょう。
1. 現代文のように「なんとなく」読もうとしている 古文は現代文とは全く異なる言語です。「なんとなく意味が分かるだろう」という感覚で読んでも、正確な理解は不可能です。
2. 基礎知識が不足している 歴史的仮名遣いや古文単語、文法知識なしに古文を読もうとするのは、英語の単語や文法を知らずに英文を読むようなものです。
3. 「誰がどうする」を把握していない 古文では主語が省略されることが多く、動作主と述語の関係を正確に追えていない生徒が大半です。
古典で確実に得点する3つのポイント
ポイント1:学年別の段階的学習を徹底する
古典学習は学年ごとに明確な目標を設定することが重要です。
中学1年生:基礎固めの時期
- 歴史的仮名遣いを完璧にマスター 「けふ→きょう」「をかし→おかし」など、現代仮名遣いとの対応を確実に覚える
- 正しい音読ができるようになる 古文のリズムや響きに慣れ親しむことで、文章の流れを体感的に理解する
中学2年生:知識蓄積の時期
- 重要古文単語を暗記 「あはれ」「をかし」「いとほし」など、頻出単語を意味と一緒に覚える
- 係り結びなどの文法知識を理解 「ぞ・なむ・や・か」の係助詞と連体形の結び、「こそ」と已然形の結びを確実に習得
中学3年生:実戦応用の時期
- 現代文同様の内容理解 登場人物の心情や場面の展開を正確に読み取る
- 問題演習を通じた実戦力向上 入試問題レベルの文章に取り組み、解答技術を磨く
ポイント2:「誰がどうする」を常に意識する
古典読解で最も重要なのは、動作主と述語の関係を正確に把握することです。
古文では主語が省略されることが非常に多く、「誰が何をしているのか」を見失いがちです。文章を読む際は、常に以下の点を意識してください:
- 主語を補って読む 省略された主語を[ ]で補いながら読む習慣をつける
- 敬語表現から動作主を判断 尊敬語・謙譲語・丁寧語から、誰が誰に対して行った動作かを判断する
- 文脈から動作主を推測 前後の文脈や場面設定から、最も自然な動作主を推測する
例:「御覧じて、いとあはれがり給ふ」 →「[帝が]御覧になって、とても感動していらっしゃる」
ポイント3:漢文の基本ルールを確実に習得する
漢文は古文以上に「ルール」が明確な分野です。以下の基本事項を確実に覚えましょう:
返り点の読み方
- 一、二、三点
- 上、中、下点
- 甲、乙、丙点
重要句形
- 疑問:何…乎(なに…か)
- 反語:豈…哉(あに…んや)
- 使役:使…(…をして…せしむ)
- 受身:見…於…(…に…らる)
頻出漢字の読み方
- 於(おいて)
- 乎(か・や)
- 哉(かな・や)
- 矣(い)
日常学習での古典対策法
1. 毎日の音読習慣
古文は声に出して読むことで、言葉のリズムや響きが身につきます。教科書の古文を毎日5分間音読する習慣をつけましょう。
2. 単語カードの活用
古文単語は現代語とは意味が異なるものが多いため、単語カードを使った反復学習が効果的です。
3. 問題演習の積み重ね
週に1回は古典の問題に取り組み、学んだ知識を実際の文章で活用する練習をしましょう。
まとめ
古典は一見難しそうに見えますが、正しい方法で段階的に学習すれば必ず得点できる分野です。
特に重要なのは:
- 学年に応じた段階的な学習
- 「誰がどうする」を常に意識した読解
- 基本的な文法・句形の確実な習得
これらのポイントを意識して学習すれば、古典は必ずあなたの得点源になります。高校生でも古典が苦手な場合はここから振り返ってみましょう。
また、高校の古典文法でお困りの場合も高崎国語塾彩にお任せください。
高崎国語塾彩では、一人ひとりの学習状況に合わせた古典指導を行っています。古典でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
高崎国語塾彩(いろどり)
蓮 克彦
中学生の国語|定期テストで必ず20点アップする読解問題の解き方
こんにちは、高崎国語塾彩の塾長です。
前回の記事「なぜ国語の点数だけ上がらないのか?」には多くの反響をいただき、ありがとうございました。今回は、より具体的に「定期テストで確実に点数を上げる読解問題の解き方」をお伝えします。
「読解問題になると全然解けない...」 「時間内に終わらない...」 「なんとなく選んだ答えがいつも間違っている...」
こんな悩みを持つ中学生とその保護者の皆様に、今日から実践できる具体的な方法をご紹介します。
なぜ読解問題で点数が取れないのか?
多くの中学生が陥る3つの間違い
当塾に来る生徒の答案を分析すると、以下のような共通点が見えてきます:
間違い1:設問を先に見てその周辺だけを探している → 何を探せばいいかわからずに迷走
間違い2:全文を同じ速度で読む → 重要な部分を見落とし、時間不足に
間違い3:「なんとなく」で選択肢を選ぶ → 根拠のない解答で不正解
これらの間違いを修正するだけで、確実に20点以上のアップが期待できます。
確実に20点アップする「5ステップ読解法」
Step1:タイトルや作者名も含め本文を最初に読む
やり方:
- 本文を読みながら具体例はカット(時間は書けない)
- 事実と意見を区別する(事実は主張にならない)
- 主張表現(文末の表現に注意する)
具体例: 設問「筆者が最も伝えたいことは何か」 →「筆者の主張」を探しながら読む意識を持つ
Step2:本文の構造を把握する
やり方:
- 段落の冒頭文に注目する
- 接続語(しかし、つまり、例えば)にマーカーを引く
- 各段落の役割を簡潔にメモする
段落の役割例:
- 第1段落:問題提起
- 第2段落:具体例1
- 第3段落:具体例2
- 第4段落:筆者の主張
Step3:キーワードを見つける
やり方:
- 繰り返し出てくる語句をチェック
- 筆者の感情を表す語句をマーク
- 対比される語句を整理する
実際の例: 「伝統的な○○」vs「現代的な○○」 →この対比が筆者の主張の核心
Step4:根拠を明確にして解答する
選択肢問題の場合:
- 本文の該当箇所を特定する
- 選択肢と本文を照らし合わせる
- 「なぜその選択肢なのか」を言葉で説明できるかチェック
記述問題の場合:
- 答えの根拠となる箇所を特定
- 問いの形式に合わせて答える
- 指定された文字数の8割以上を使う
Step5:見直しと確認
チェックポイント:
- 設問の要求に答えているか
- 本文の内容と矛盾していないか
- 記述は読みやすい文章になっているか
実践例:定期テストでよく出る問題パターン
パターン1:「筆者の考え」を問う問題
問題例: 「筆者が最も伝えたいことは何か、次から選びなさい」
解き方:
- 「筆者は〜と考えている」「私は〜と思う」などの表現を探す
- 結論部分(最終段落)に注目
- 「つまり」「要するに」の後の文をチェック
間違いやすいポイント: 具体例を筆者の考えと混同する →具体例は筆者の主張を支える材料
パターン2:「理由」を問う問題
問題例: 「なぜ筆者は〜と述べているのか、その理由を説明しなさい」
解き方:
- 該当箇所の前後を詳しく読む
- 「なぜなら」「というのは」などの語句を探す
- 因果関係を明確にする
解答のコツ: 「〜だから」「〜ため」で終わる文を作る
パターン3:「言い換え」を問う問題
問題例: 「『○○』とあるが、これを別の言葉で表すとどうなるか」
解き方:
- 該当語句の前後の文を読む
- 同じ内容を違う表現で述べている箇所を探す
- 抽象的な表現→具体的な表現の関係を理解する
家庭でできる読解力向上法
1. 音読の習慣化
効果:
- 文章の構造を理解しやすくなる
- 語彙力が自然に身につく
- 集中力が向上する
やり方: 毎日10分、教科書の文章を音読する
2. 要約練習
効果:
- 文章の要点を把握する力がつく
- 記述問題の解答力が向上する
やり方: 新聞やニュースのコラムを100字で要約する(週3回)
3. 語彙ノートの作成
効果:
- 語彙力が段階的に向上する
- 文脈での語彙理解が深まる
やり方: 読解問題で出てきた知らない語句を調べてノートに記録
今日からできること
読解問題で点数を上げるために、今日からできることをまとめます:
今日から実践できること:
- 教科書の問題を5ステップ読解法で解いてみる
- 10分間の音読を習慣化する
- 新聞のコラムを読んで要約してみる
1週間で身につけること:
- 時間配分を意識した問題演習
- 語彙ノートの作成開始
- 見直しの習慣化
1ヶ月で目指すこと:
- 定期テストで20点アップ
- 読解問題への苦手意識の克服
- 効率的な勉強方法の確立
国語の読解問題は、正しい方法で練習すれば確実に点数が上がります。「才能がない」「向いていない」ではなく、「正しい方法を知らなかっただけ」です。
保護者の皆様へ
お子様の国語の成績でお悩みでしたら、まずは無料体験授業で現状を診断させてください。一人ひとりの課題を明確にし、最適な学習プランをご提案いたします。
高崎国語塾彩
国語専門だからこそできる、結果にもこだわった指導で、お子様の国語力向上を全力でサポートいたします。
次回は「古文・漢文の効率的な学習法」について詳しくお伝えします。お楽しみに!